片岡 秀一に関する記事一覧
【片岡編集長】対戦チームのオフェンスに応じたDF戦術の遂行
本記事で主張したいメッセージは、以前までと同様です。3Pシュートを武器とするチームであるが、ノーマークの3Pシュートを放つために、非常にきめ細かなチームのルールやコンセプトがあり、確実に遂行している事。そしてチームのコンセプトの中には、選手の個人技術を存分に発揮する為のプレーの要素も数多くある事です。
【片岡編集長】スタッツに表れない守備での貢献。Stagger Screenの攻防の考察
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動画のプレーでは、赤穂選手のマークマンに対し、複数人のスクリーンが連続でセットされます。 Stagger Screenと呼ばれるプレーの中、赤穂選手は、次のような所作で喰らい付きます。他の選手の一瞬の連動と共に記載していきます。
【片岡編集長】「スクリナーに接触せずに追いかける」戦う領域を明確にする
引き続き、女子代表チームが選択しているDFコンセプトの紹介、及び、各選手の戦術遂行能力の高さを中心に、強さの秘訣に迫りたいと思います。繰り返しになりますが、女子代表チームが国際舞台で戦績を挙げているのは、チームが明確な戦術を掲げ、それに基づく選手選考をし、各選手のDF戦術やOF戦術の徹底度にあると感じています。一般誌などで取り上げられることが多い3Pシュートは、その戦術や緻密な準備が表面化した一例といえるでしょう。今回は、SIDEでのOn Ball Screenです。
【片岡編集長】(番外編)ベルギー女子代表チームのアジャスト方法
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ベルギー女子代表チームは2018年のFIBA女子ワールドカップで3位入賞を果たすなど、世界の強豪国の1つです。 魅力の一つは、サイズ、パワー、シュート力に長けたインサイド選手の存在です。 日本女子代表チームのコンセプトに対し、DF戦術の構造を理解し、的確に穴を突いている場面がゲーム中でも見られました。 下記動画をご確認ください。
【片岡編集長】アウトサイド同士のSwitchし、ミスマッチを作らない
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本プレーの特徴は、最初のバンプの意図と同様に「高さかスピードのミスマッチを創り出さない事」が挙げられます。 アウトサイドの選手とインサイドの選手を絡め、2回のスクリーンが発生していますが、画面下側の選手へのマークが間に合えば、元々のマッチアップに限りなく近い形に収まります。
【片岡編集長】チームコンセプトを明確にし、選手の成長を促す
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女子代表チームの好成績を支える要因として、明確にチームコンセプトを打ち出している事が挙げられると感じています。 2016年のリオ五輪以降、代表チームに選出されるアウトサイド陣には3Pシュートの技術以外にも要求される水準が非常に高くなりました。具体的には、まず、世界の強豪チームに対抗しうるサイズがある事、それに加え、フィジカルコンタクトの強さや、ファーストブレイクの場面で走り切る走力のある選手が代表合宿等に呼ばれるようになりました。
【片岡編集長】ショットを決められても走り切る
渡嘉敷選手の力強い走り(リムラン)の献身性と、走りを最大限に生かすための残り選手の走り、及び、ボール保持選手の巧みな判断…それによって発生した別のチャンスについて紹介します。 日本代表チームの凄さは、ショットを決められた後でも走りを継続する事です。ショットイン後のファーストブレイクは、U12やU15チームではゲーム中にも良く見受けられるプレーですが、一定以上の年代になると珍しいプレーです。
【片岡編集長のプレイブック】フィニッシュの選択肢を増やし、スピードのミスマッチをフル活用する
2019年のアジア選手権では、見事にリベンジを果たし、4連覇を成し遂げます。 その試合で光ったのが、試合終盤での本橋選手の得点力、及び、それを活かすための女子代表チームの共通理解でした。 さらに特筆すべきは、本橋選手自身の得点バリエーションの豊富さと言えるでしょう。