【片岡編集長】チームコンセプトを明確にし、選手の成長を促す

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女子代表チームの好成績を支える要因として、明確にチームコンセプトを打ち出している事が挙げられると感じています。

2016年のリオ五輪以降、代表チームに選出されるアウトサイド陣には3Pシュートの技術以外にも要求される水準が非常に高くなりました。

具体的には、まず、世界の強豪チームに対抗しうるサイズがある事、それに加え、フィジカルコンタクトの強さや、ファーストブレイクの場面で走り切る走力のある選手が代表合宿等に呼ばれるようになりました。

リオ五輪では、試合出場時間の少なかった宮澤選手は、SGからPFまでを守れるサイズ、横の動き、リバウンドの強さを武器に、非常に多くの役割をチームの中で担っています。

3Pシュートのリリースの速さや、その精度で注目されることも多い選手ですが、HCの信頼を集めているのは、DF面での万能性ではないでしょうか。

また、on Ball Screenに対して、PF、Cの選手も、Switchで守る脚力も求められます。そうなると、相手のガード選手対日本代表のインサイドの選手がスピードのミスマッチを狙われることになります。

しかし、ゲームの中で急にSwitchをするわけではなく、事前に戦術として提示をし、合宿等で準備をしているのでしょう。

各選手、自分の脚力や、ボールマンに対するDFの役割や責任を自覚し、粘り強く、かつ、必要以上に無理はせずにDFを遂行しているように感じます。

また、2018年シーズンはコンディション不良等で代表チームの国際大会に加わらなかった渡嘉敷選手のインタビューなどを見ると、代表チームへの再合流に向け、ガード選手とのアウトサイドからの1対1に磨きをかけていたことをインタビュー等で語っていました。

チームメイトの岡本選手と練習後等に1対1で勝負をし、平面のDF能力の向上に努めていたようです。

このようなエピソードは、代表チームが戦う基本的なコンセプトを、チーム関係者は勿論、代表チームに再合流を計画する人、これから代表チーム入りを目指す人に伝わっているからこそ、各選手の自覚とトレーニング計画に影響を与えているのでしょう。

代表合宿を実施せずとも、各選手が代表チーム仕様の戦術遂行のための基礎作りの練習をしているともいえるのかもしれません。

状況に応じて様々な戦術を駆使する事も一つの手です。

しかし、女子代表チームは、大きな枠組みを明確に決め、それに合致する選手選考を継続する事を貫いています。

その事で、内外にチームのコンセプトが浸透し、各選手の成長を促す事に繋がる事に成功していると言えるのかもしれません。

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