【片岡編集長】ショットを決められても走り切る

オフェンス スキルアップ 動画 戦術 片岡 秀一

前回までの記事では、渡嘉敷選手の力強い走り(リムラン)の献身性と、走りを最大限に生かすための残り選手の走り、及び、ボール保持選手の巧みな判断を紹介しました。

本記事では、上記コンセプトによって発生した別のチャンスについて紹介します。日本代表チームの凄さは、ショットを決められた後でも走りを継続する事です。ショットイン後のファーストブレイクは、U12やU15チームではゲーム中にも良く見受けられるプレーですが、一定以上の年代になると、珍しいプレーです。

上記動画では、ショットを決められた後にも、直ぐにウィングの選手は走り出します。必頭以上に、複数人の選手がボールを保持しようとしません。渡嘉敷選手も一目散にリングへと走る事で、オーストラリア代表チームは後手になります。

渡嘉敷選手の走りを守れば、本橋選手のゴールへの突進を捕まえられません。また、STOP THE BALLの意識が曖昧になり、最終的には限りなくリングの近くまでドリブルで侵入し、FTのファールとなりました。

オーストラリア女子代表チームは、2018年のワールドカップでも準優勝に輝いた世界的な強豪です。それでも、ゲーム終盤でのトランジションDFは非常に難易度の高いDFとなります。ここで、仮に、本橋選手がフロアの状況をよく見て、リングへのアタックを選択しなければ、相手チームのハリーバックが成功し、ハーフコートの展開になっていた事でしょう。

パスを回す事がチームプレーである事のように指導されることも多いです。それ自体は事実だと思いますが、今回のようなケースでは、自分自身が攻めることでフリースローを核とすることが出来ました。仮にファールが無かったとしても、ゴール下に飛び込んでくる選手に決定的なアシストパスが出ていたでしょう。

何気ない場面ですが、自チームのコンセプトを徹底する事で、相手チームにボディーブローのように効いている様子が伝わってきます。日本人選手の持つ勤勉さと、役割を徹底してチームプレーを優先する精神、脚力が存分に発揮されたプレーとして非常に印象深い場面でした。

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