1試合で20点取る方法④~オールラウンダー編~
ここまで3回に渡って、専門性の高い選手がどのようにプレーすれば20点取ることができるかを考察してきました。
4回目の今回は、ここまで紹介した3つのプレースタイルよりも得点の取りやすいオールラウンダーがどのように得点を重ねていくべきかを解説していきます。
オールラウンダーの20得点
オールラウンダーは得点を取ることだけが仕事ではありませんが、チームの中心となって得点のきっかけになり続けることが重要です。
守りにくい選手が1人いることでディフェンスは守り方が大きく変わり、ストレスやプレッシャーも大きく変わってきます。
とにかくミスマッチを狙う
スラッシャーやビッグマンの場合は、それぞれスピードとフィジカルなどの「自分の得意」を中心に戦います。
オールラウンダーの場合は、自分の得意も大切ですが「相手の苦手」を徹底的に狙うことが良い得点方法です。
自分より背が高くフィジカルはあっても、スピードの遅い相手に対しては外からのドライブやアウトサイドからの1on1を中心に仕掛けます。
反対に、自分よりも背が低くスピードはあるがフィジカルのない選手に対しては、なるべくリングに近い位置でボールをもらい、押し込みや高さを活かしたプレーが有効です。
このように、何がミスマッチなのか早く見極め、それを活かしたプレーを行えることが得点を重ねられる要因になります。
チームに必要なプレーを行う
試合の状況によっては、
- シューター的な役割をこなしたり
- ドライブからパスを散らす起点になったり
- ポストで体を張ったり
と、さまざまなプレーを求められるのがオールラウンダーです。
「あらゆる方法で点が取れる」ということは、どこでボールを持ってもディフェンスからは脅威であり、常に起点になれるということです。
チームのオフェンスリズムが悪ければ自分がリズムを作る起点になり、他選手の調子が良くオフェンスがスムーズに行われている場合は、外でのスペーシングの合わせや、カッティングで飛び込みの合わせなど、フィニッシャーとして機能することが理想です。
このように状況や相手ごとに、チームにとって必要な役割をこなせることが、たくさんの得点チャンスになります。
打開する1on1
基本的にバスケはチームプレーで、普段の練習で行っている理想のプレーや点の取り方があります。
- シューターが気持ちよく3ポイントを打つ
- ビッグマンがリング付近で勝負する
- スラッシャーに十分なスペースを与える
それぞれが思い通りに行えればチームのオフェンスは停滞しませんが、ディフェンスがそれらを予測して守ってきた場合、得点を重ねることは難しくなります。
そういった状況では個人での打開力が重要です。流れを引き寄せるためには、1on1でねじ込める選手になりましょう。
おわりに
今回は、オールラウンダーがどのように得点を重ねるべきかを解説しました。
これまでの3つのパターンとは違い、マッチアップ相手や自身のコンディションによって得点方法は臨機応変にすることが重要です。
2ポイントと3ポイントの割合、フリースローの獲得をどの程度目指すのか。
というよりも、常にチームに必要な動きをし続け、チームのオフェンスがリズムよく行われるように、使う側にも使われる側にもなることができれば得点を重ねることは難しくありません。
さまざまなプレーが求められるタフな役割ですが、現在より上カテゴリーに進もうと思うならばオールラウンダーであることはプラスです。
バスケにおいてよほどのスペシャリストでない限り、得意が多くあることよりも少しでも苦手があることの方がマイナスになる場合が多いです。
色々なプレーをこなせるオールラウンダーとしての高みを目指し続けましょう。
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関西1部リーグの大学を卒業後、現在は実業団でプレーしながらプレイヤーとしてのレベルアップを目指しています。このブログでは、高校・大学・社会人、それぞれのカテゴリーでのトップレベルの選手とのプレーの中で自身が経験した、バスケ選手としての高みに行く方法を発信していきます。
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