【6種のセットオフェンス】チーム別の組みたて方と種類別のメリット・デメリット

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バスケットボールのオフェンス戦術であるセットオフェンス。練習するなら自分のチームに適したものを取り入れたいですよね。そこで悩むのが、どの陣形を選ぶべきなのかということ。

今回の記事では、セットオフェンスの種類と選び方について解説します。各陣形のメリット・デメリットもくわしく紹介!「なんとなくやっている」という人は、自分のチームを見つめ直すいい機会になりますよ。ぜひ最後まで読んでみてください。

セットオフェンスの考え方

セットオフェンスとは、あらかじめ戦略立ててある陣形で、確実にスコアをねらうために使われるオフェンス戦術です。5人全員に役割が振られており、速攻アーリーオフェンスに比べるとゆっくりしたペースで攻めるのが特徴です。

チームに合ったセットオフェンスを組み立てるには?

ひとこと「セットオフェンス」といっても、いくつか種類があります。チームに適したセットオフェンスを取り入れのも戦略のひとつ。

まずは、自分のチームメンバーを見たときに「どの選手が主体になるのか」を考えてみましょう。

  • 長身選手が多いからインサイドをうまく使おう
  • ボールキープ力がある選手を起点にしよう
  • シュート力を活かした陣形にしよう

チームの強みを理解し、どこに何人配置するのが良いか考えるとセットオフェンスが組み立てやすくなります。

セットオフェンスの種類とメリット・デメリット

セットオフェンスには、合計6つの種類があります。

  1. 3アウト2イン
  2. 4アウト1イン
  3. 5アウト
  4. トライアングル
  5. ボックス
  6. ハイセット

それぞれの陣形とメリット・デメリットをチェックしていきましょう。

1.3アウト2イン

3アウト2イン

3アウト2インは、もっとも基本的な陣形です。アウトサイドにシューターを配置し、インサイドにはポストプレーができる長身選手をおきます。

5人全員に攻撃のチャンスを与えられるため、これからセットオフェンスを練習するというチームであれば、最初に取り組むべき陣形だといえます。

メリット

  • 攻撃が安定する
  • スクリーンがかけやすい
  • オフェンスリバウンドが取りやすい
  • スペースが均等で自分の役割がハッキリする

とにかく動きやすく、初心者にもオススメのフォーメーションであるといえます。

デメリット

  • 基本陣形のため対策を練られやすい

3アウト2インは基本的なセットオフェンスであるがゆえ、対策を立てられやすいのが唯一のデメリットです。

2.4アウト1イン

4アウト2イン

4アウト1インは、インサイドプレイヤーの能力が優れている場合にオススメの陣形です。また、アウトサイドからのドライブやシュートが上手い選手がいるときにも活用できます。

メリット

  • ドライブしやすい
  • ポストプレーしやすい

スペースが空くため、ドライブやポストプレーといったインサイドを使ったプレーが非常にしやすいのが特徴です。また、センターにボールを入れて直接シュートをねらうのではなく、アシスト的な役割を担うほうが上手く攻められます

デメリット

  • インサイドが弱いチームには不向き
  • オフェンスリバウンドが行きづらい

4アウト1インはセンターが攻撃の起点になるため、インサイドが弱いチームには不向きです。オフェンスリバウンドにいける人数も減るため、よほどプレーに自信のあるチームでなければ難易度が高くなるでしょう。

3.5アウト

5アウト

5アウトは、全員が3ポイントラインの外に位置する陣形です。十分なスペースを確保できるため、1対1やパス回しがしやすく攻撃のバリエーションを楽しめます。

メリット

  • 攻撃の幅がひろがる
  • ドリブルやスクリーンなどオフェンススキルが向上する

5アウトの魅力はスペースの広さ!ドリブルやシュート、スクリーンにカットプレーなど、とにかく攻撃の選択肢が増えます。5アウトを練習することで、オフェンススキルの向上にもつながるのも嬉しいポイントです。

デメリット

  • 攻撃のスタートが分かりづらい
  • オフェンスリバウンドが行きづらい

5アウトは全員がアウトサイドにいるため、5人とも同じような動きになってしまいがちです。誰が攻撃の起点になるのか、スタート合図が分かりづらいことも……。サインを決めて反復練習するなど、戦術をしっかり把握することが大切です。

4.トライアングル

トライアングル

トライアングルは、インサイドに3人配置する陣形です。ポストプレーをおもな戦術とし、徹底的にインサイドを攻めます。高身長の選手が多いチームにオススメの陣形です。

メリット

  • ポストプレーしやすい
  • オフェンスリバウンドが取りやすい

ポストプレーなど、中で勝負できるチームにピッタリです。オフェンスリバウンドにも強く、大柄な選手がいれば確実にスコアをねらえます

デメリット

  • トランジションからの速攻に弱い
  • アウトサイド選手の戦術は3ポイントのみ

インサイドを強化している反面、アウトサイドは手薄になりがち。もし攻守交代で速攻をされた場合は、阻止しづらいので注意しましょう。

5.ボックス

ボックス

ボックスはインサイドに4人配置させる陣形です。狭いなかで大勢が動き回ることで、ディフェンスに混乱を生じさせるのを目的としています。

メリット

  • スクリーンをかけやすい
  • ディフェンスの動きを封じられる

ボックスのおもな戦術はスクリーンです。最初に伝えたとおり、狭い範囲で連続したスクリーンをかけることで、ディフェンスを混乱させて動きを封じることができます。

デメリット

  • トランジションからの速攻に弱い
  • アウトサイドの1番に状況判断能力が求められる

外にいる1番の選手には、冷静な状況判断能力が必要です。スクリーンを続けるべきか、もしくは一旦止め、アウトサイドからのシュートをねらうべきかなど、外から的確な指示を出すことが求められます。自信がない人には不向きかもしれません。

6.ハイセット

ハイセット

ハイセットは、ゴール下のスペースを活用できるよう広く空けた陣形です。5人全員がフリースローラインよりも上に位置します。

図は「2-3」を表していますが、ほかにも「1-4」という1番以外の残り4人が横一列に並ぶ陣形もあります。

メリット

  • カットインしやすい
  • 身長が低くても戦略的に攻められる

外からのカットインやドライブに適しているため、低身長のチームであっても戦略立てた攻撃ができます。また、ゴール下が空きやすいため、ディフェンスの隙をついて飛び込めば簡単にボールがもらえることも。

デメリット

  • オフェンスリバウンドに行きづらい
  • 5人全員にハンドリング力が求められる

ハイセットはパスやスクリーン、ドライブを駆使して攻めることが多いため、全員のハンドリング力が重要になってきます。ボールを自在に扱えるよう、普段からコツコツ練習しておくのがオススメです。

チームに合ったセットオフェンスを最大限活用しよう

セットオフェンスは、戦略立てて確実にスコアをねらうオフェンス戦術です。しかし、チームの特性に合った陣形を取り入れなければ、意味がありません。

初心者なら基本陣形の3アウト2イン、強烈なインサイドプレイヤーがいるなら4アウト1インなど、それぞれのフォーメーションのメリットを最大限活用できるよう考えてみましょう。

まずは様々な陣形を試してみられれば「やりやすい・そうでない」が見えてきますよ。オフェンス戦術のバリエーションを増やすためにも、ぜひ練習してみてください。

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この記事を書いた人ヒヤマ ココロ
バスケットボール歴5年。現役時代は主にセンターを務めていました。持ち前の体力を活かし、陸上競技や水泳、フィールドホッケーなど、様々なジャンルのスポーツを経験。全国大会や国民体育大会にも出場してきました。現在は二児の母で、ウェブライターとして活動中。このブログでは、スポーツの経験で得た基礎知識や上達するためのノウハウなど、実体験を踏まえた記事を執筆していきます。
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