【梅原トレーナーのからだづくり哲学】 あえて食材を勧めるならなにが良いか4

スキルアップ トレーニング 梅原 淳 食トレ

こんにちは、梅原淳です。

なるべく読みやすいように短くまとめようと努めていますが、思わず筆が進んでしまうことがあります。

このシリーズもはじめは三回で構成したのですが、まさかの四回目に突入しました。

どうぞ四回目もお付き合い下さい。

あえて食材を勧めるならなにが良いか1
あえて食材を勧めるならなにが良いか2
あえて食材を勧めるならなにが良いか3

ダイエット的な見方から脱する

最後は「あぶら」の話題でした。前回は食用の「油」の話で、今回は動物の「脂」です。

贅肉がついて太るので肉は控えろ、というのが世間の常識です。それが健康にも害を及ぼして病を引き込むので、とにかく単純に甲か乙かの答えを求める私たちの日常生活的な認識(それがいわゆる常識)では、安直に「食べるな」となります。

病気のリスクが上がるので食べるなと言われ、それに対して「好きだから構わず食べる」といった構造であり、このような進んだ時代でも延々そこから抜け出しません。

正直に言えば、私個人も現在では肉をあまり食べません。おもに魚であり、子どもの頃や二十代あたりとはその頻度は激減しました。

かといって食べないわけではないし、安易に「食べるな」を話の土台にするつもりは毛頭ありません。

それならたったいま全世界が苦しんでいるコロナの感染を減らすために、家から出るな、これもあれも中止、というのと同じです。断じられないものを断じようとするのは、愚策です。

プラスを生むために、まず「ダイエット」という昔からキャッチーに使われてきた言葉から離れましょう。アンチエイジングなども同じです。これらは大体が現実に合わない極端な論法や方法になります。

ではどうするか?

野菜と肉の組み合わせ

肉にしても魚にしても、動物性の脂を摂るときはその毒性の部分を中和する野菜の酵素を活用します。

分かりやすく言うと、有効な野菜を一緒に食べましょうと言うことです。

たとえばお刺身を想像して下さい。魚の切り身の下に細く切った大根や大葉が敷かれていますよね。醤油にわさびをつけて食べたりもします。

あれはお寿司屋さんが考えた飾り付けや味付けではなくて、魚の脂や動物性たんぱく質を中和するためのものです。つまり本当なら刺身とツマはセットで食べます。

また、ニラ玉という料理がありますよね。あれはどうしてあの組み合わせなのか。ニラが卵の毒性を和らげるからです。

(※注:脂やたんぱく質自体に毒性があるのではなく、人体との相性の問題です。溜まると私たちの体に不調が出るのでそれを緩和する手立てです。生活で育まれてきた人間の知恵ですね。)

このように肉と合う野菜、魚と合う野菜、卵と合う野菜といったものがあって、それを私たちの祖先は生活のなかで見つけ出しました。

日本だけの話ではなく、これらを使った料理の付け合わせに必ず野菜があるのは、このような理由からです。

野菜を食べる理由が変わる

では日本においてはどんなものがあるか。

肉や卵に対してはネギ、玉葱、椎茸、にんにく、ニラなどがあります。

魚は大根、大葉、しょうが、みょうが、わさび、海藻、柑橘類などがあります。

他にもありますので、興味があればご自身で調べられてください。これらは日本の定番料理によく見かけるものが多いですよね。焼き鳥でネギが間に刺さっている理由が、ここから見当できます。

アスリートのあなたはきっと、強い肉体をつくるためにたんぱく質をたくさん摂ろうと考えているはずです。プロテインという方法もありますが、まずは普段の食事からとすれば、肉や魚は欠かせません。

もちろん好物だから、という人もいるでしょう。

脂やたんぱく質は良い面もあり、一方で体を苦しめてくる面も持っています。それを理解して、良い面を大いに活かす方法を取りましょう。

少なからず私たちの体に合わない部分がありますから、それをどうにかして和らげるために野菜を摂るのです。

こうなるともう、野菜が好きだ嫌いだなんて言っていられません。食べる理由と目的がまったく別になりますから、良い体を育てるために野菜は必要です。

知恵は自分でつける

全四回の長編にてお届けしてきた具体的な食材選びのひとつの手がかりでしたが、新しい知識となったものがあるでしょうか。

少しでも役立てられる内容であることを願います。

世間には、様々な憶測や決めつけや売るための文言が溢れかえっています。それらが悪いと言うことではなくて、物事には必ずプラス面とマイナス面の両方があるということを念頭におき、大きな期待をせず、楽に信じ込まず、結果を急がないことが肝心です。

いくつかの情報から少しずつ試していって、自分の経験によって自分の力で一歩ずつ前に進んでいくことが賢明な歩き方ですから、このシリーズも材料のひとかけらとして活用してもらえれば幸いです。

ここから、あなたの知恵が生まれますように。

(了)

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この記事を書いた人:梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。