「オーバーアクション~空間を広げる~」トレーニングレポート No.131【梅原トレーナーのからだづくり哲学】

スキルアップ トレーニング フィジカル(身体) 梅原 淳

こんにちは、梅原淳です。

前回、脳が枠を作っているというレポートを書きました。

「枠を超えないと能力は上がらない」

パフォーマンスを伸ばすための方法として、この定着したスケールを壊してさらに広げるというひとつの策があります。

それは具体的に言うと、本来より大きい範囲でプレイすることです。また自らの動作を大胆大げさに行うことも、似たようなことです。

たとえばドライブのスピードを速くしたい場合、もちろんウエイト・トレーニングで脚筋力を鍛えてダッシュもトレーニングして、ということは有意義ですが、ドライブする距離を広げることも試してみましょう。

普段の距離よりも2,3mほど、大きく取ってドライブします。頭の中のプレイ成功のイメージはいつもの感覚で行います。

遠くなっているのではじめはドリブルが多くなったり、時間が数秒多くなったりしますが、それでも普段のイメージどおりのパフォーマンスで行えるよう反復してみましょう。

そうすると次第に、遠くなった距離でも以前と同じようなプレイ規模でドライブできるようになります。これはほぼ、誰でもそうなります。脳そしてからだが今おこなっているものに適応していくからです。

上達とは適応だと、いつも言っていますが、この自然界の原則とも言えるものを策として活かせば、頑張って筋トレしても思うように伸びなかったパフォーマンスが、ガラッと様変わりするかもしれません。

5のパフォーマンスのプレイならばあえてはみ出して6,7のスケールで行うようにしてみてください。

例でドライブの話を出したので、手元にある練習の様子を編集なしでアップします。

雰囲気だけになりますが、このレポートを文字情報と映像情報でイメージしてもらえたらと思います。

(了)

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この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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