【バスケ】パスセンスを磨く方法
前回、パスとパスセンスについて解説しました。
パスセンスのある選手は
- 独自のスペースが見えている
- 空間や時間を把握する能力が高い
ということを書きましたが、ではそういった部分はどのように磨くことができるのか。
今回はそれについて解説します。
スペースを見つける能力を身につける方法
これは自分1人で身につけるのは少々難しいです。
そういったスペースが見えている選手から情報を吸収することが大切です。
パスセンスの高い選手とのプレー
1番手っ取り早い方法は、スペースが見える選手と一緒にプレーすることです。
一緒にプレーしながら
- 狭すぎるのではないか
- パスは通らないのではないか
というようなスペースに積極的に飛び込むことで、
- どのくらいならパスが来るのか
- もしくは来ないのか
を学ぶことができます。
そういった経験を繰り返すことで、使えるスペースと使えないスペースを知り、活かすことができます。
パサーとしての見え方
上記の「自分が受け手として動く」ことで、使えるスペースやカッティング方法はある程度わかります。
実際に自分がパサーになってプレーしてみると、カッティングする側だった時には見えていたものが見えなくなることもあります。
そういったときは、パスセンスの高いプレイヤーにどのような意識や習慣でプレーしているのか、聞くことで近づくことができます。
実際に、パスセンスの高いプレイヤーとプレーすることで、良いパスを知ることができます。
そういった選手のコートの見え方を知ることで、自身もパサーとして活躍できるようになります。
空間・時間の把握能力
コートビジョンをもち、味方や自分の動きでディフェンスを動かし、元々はなかった場所にスペースを作る。これもナイスパスを出すためには必要な能力です。
ディフェンス目線で考える
自分がオフェンスをしているときでも、相手ディフェンスはオフェンスが動いたら
- 守り方やポジショニングをどのように変更するのか
- 守る優先順位は何か
などを考え続けることが重要です。
例えば、シューターに意識を向けさせるようなスクリーンやセットプレーを使うと、ディフェンスは外へ外へ守る意識が高まります。
それに加えてパサーも中を見る素振りをせず、外にパスを出すというように見せておけば中のスペースができます。
逆に、味方に鋭いカッティングを指示し、相手ディフェンスを一時的に収縮させることで外にパスを回すなど、オフェンスの動きや目線でディフェンスに特定の動きを促すようにすれば、もともとなかった場所にもスペースができます。
とにかくバスケをたくさん見る
実際の試合でボールを持ちながらディフェンスがどのように動くかをいきなり考えるのは非常に難しいです。
深く考えずともそれがわかるためには豊富な経験が必要です。
その経験を積み、ディフェンスの動きを考えるためにはバスケを多く見ることが有効です。
- どの場面でチャンスが生まれたのか
- その理由は何か
- なぜターンオーバーをしたのか
- どうすればそれは防げたのか
など、頭を使ってじっくりと見ることで、感覚的にディフェンスの動きやチャンスの生まれ方がわかるようになっていきます。
コートを支配し、チャンスを生み出すためには細かい技術や味方への指示を送る能力も大切ですが、何よりバスケを知っていること、経験があることが重要です。
おわりに
今回はパスセンスの磨き方について解説しました。
「センス」という言葉には才能というニュアンスが含まれていますが、鍛えることも可能です。
自分1人の力だけでなく、上手いプレイヤーから盗むことがパスセンスを磨く近道になるでしょう。
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関西1部リーグの大学を卒業後、現在は実業団でプレーしながらプレイヤーとしてのレベルアップを目指しています。このブログでは、高校・大学・社会人、それぞれのカテゴリーでのトップレベルの選手とのプレーの中で自身が経験した、バスケ選手としての高みに行く方法を発信していきます。
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