【バスケ】1on1で大事なトリプルスレットを指導するポイント!
バスケットボールは5対5でプレーしますが、ボールを保持できるのはその中の一人だけです。
そのためボールを持っている選手の状況判断能力や、ボールを持っていない選手の動きを組み合わせることで良いオフェンスの流れや展開が生まれてくるのです。
その中でも、ボールを保持している選手の1対1のスキルをレベルアップさせることは、オフェンス力の向上にはとても重要な指導だといえます。
そんな1対1のプレーに必須なスキルが「トリプルスレット」です。
なぜ必要かというと、1対1の基本姿勢となるためです。
この姿勢と構えを身に付けられるかが、1対1で相手を抜くための大前提ともいえるでしょう。
そこで今回はこの「トリプルスレット」について、解説したいと思います。
ボール保持者の正しい基本姿勢とは?
ボール保持者の状況判断が、得点に直結するといっても過言ではありません。
その中でも、1対1の場面ではボール保持者のキープの仕方を正しく指導できるかどうかで上達のスピードは変わります。
その正しい姿勢と構えこそが「トリプルスレット」なのです。
トリプルスレットとはボールをもらった後に、すぐに3つの動作を行える構えのことをいいます。
意味としては3つの脅威と言われています。
その3つというのが、パス、ドリブル、シュートの3つのことを指します。
なぜ、この姿勢が必要なのか?
先ほどお伝えした3つのプレー(パス、ドリブル、シュート)は、ディフェンスが守るべきプレーのすべてです。
この3つのプレーを守るためにディフェンスはオフェンスをマークすることはあなたもよくご存じだと思います。
逆を返せば、この3つのプレーを同じ姿勢から次から次へとプレーされてることがディフェンスにとっても最も脅威となるのです。
しかし、パスやドルブル、シュートの3つのプレーをそれぞれボールの持つ位置や高さなどを変えて毎回行っていればディフェンスも予測できるため楽に守ることができます。
3つのプレーを同じ姿勢からスムーズに行うことがディフェンスにとって最も守りづらい相手になるため、トリプルスレットは覚えなければいけない姿勢なのです。
正しい構え方
それでは実際にどのようにして構えなければいけないのか?
解説していきたいと思います。
【姿勢】
まずはトリプルスレットの姿勢の作り方からご紹介します。
この姿勢が基本となり、1対1で重要な要素となるのでしっかり覚えて選手たちに指導していきましょう。
まずは、肩幅程度に足を広げます。
次に上半身を起こします。
ポイントは、しっかりと腰を落として、パワーポジションを作ることです。
パワーポジションはスポーツにおいて重要な姿勢ですので、しっかりと理解しておきましょう。
また、この時の注意点としては上半身をリラックスした状態で姿勢を維持することです。
よくガチガチに固まった選手たちの状態を見抜けず、パワーポジションを取れていると誤解されている方がいらっしゃいます。
ガチガチに固まった状態はスムーズなプレーには程遠い動作となってしまうので、リラックスできる姿勢を優先させてみてください。
【ボールの持ち方】
姿勢が取れるなら次はボールの持ち方です。
トリプルスレットは3つのプレー(パス、ドリブル、シュート)を同じ動作で行わないといけないので、基本的には体の中央よりも利き手寄りにボールを持たせてください。
よくある間違えた指導が体の中心でボールを保持している選手を見逃してしまうことです。
中央にボールを保持すると一つ一つのプレーを行うために利き手側に寄せてからプレーが始まってしまいます。
ほんの数秒の予備動作ですが、この動作がディフェンスに動きを予測される原因となります。
また中央にボールを持ってしまうとディフェンスの近くでボールを持つことにもなるためカットされやすくなります。
さらに、腰よりも下、または頭の上でボールを保持する選手もよく見かけます。
この持ち方では3つのプレー(パス、ドリブル、シュート)を行うことが不可能な姿勢となってしまいます。
正しくは胸の高さで、利き手側に寄せてボールを保持することが良いです。
選手たちには上記のように指導してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あくまでも基本の姿勢となりますので、状況によってはトリプルスレットを取らないで3つのプレー(パス、ドリブル、シュート)を行う場合があります。
その場合は、ディフェンスや味方の状況に合わせたプレーの選択を取ってください。
ただし、トリプルスレットは基本の姿勢や構えとなります。
この姿勢を知らなければ45度でパスを受けてからの1対1を行う場面で相手を抜くことは難しくなります。
この姿勢と構えから繰り広げられるプレーはディフェンスを必ず後手にさせる方法です。
ですので、上半身をリラックスさせたパワーポジションと胸の高さで利き手側に寄せたボール保持の2点を選手たちには指導してください。
ぜひ、指導の参考にしてみてください。
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