食べるトレーニングを考えよう!「寒さと闘うための体を燃やす食材」【梅原トレーナーのからだづくり哲学】
このレポートを書いている今は2021年10月29日木曜日です。私の住む埼玉では、ここ一週間ほどで一気に外の風が冬っぽくなってきました。
ニュースを見ると関東だけではなく、全国的にも冬の乾燥した空気に変わってきているようです。
気候も変われば、私たちの体の中もその仕様に切り替わります。いまの時期には、どんな人でも寒い冬を迎える体勢に変わり始めているはずです。
私たちには細胞を動かすための「熱」が必要です。体が冷えることは熱を奪われることを意味しますから、ただでさえ外気が冷え込む冬には体を温めることに気を配る必要があります。
そこで今日は、この冬に有効な食の知恵として「体を温める」ことをテーマにお届けしようと思います。
夏よりも冬にこそ必要
あなたに真似をしてほしいと言うのではなくて、毎日たったひとつのアクションつまりお手軽で簡単にできる方法があるので、真っ先に教えておくべき内容と考えて一番にもってきました。
それは「塩」を摂ることです。
これは以前に夏バテ対策の記事で出てきましたが、熱中症を予防するためだけのものではなくて、塩とくに焼いた塩は体を温める作用が働きます。
ミネラルによって酵素が活発に動くようになり、生命維持において一番大事な体温をつくる機能が上がります。
果物やミネラルウォーターからも摂ることができますが、水分というものは基本的に体を冷たくするほうへ傾けますから、水気の少ないものでミネラル豊富である代表格が「塩」ということになります。
個人的な話をすると、私は毎朝、熱いお茶に塩5gほどを入れて飲みます。365日欠かさず、出張でホテルに泊まる際にも常備しています。
一石二鳥
ミネラル分だけではなくて、クエン酸の効果が加わってさらに良いのが「梅干し」です。
寒い季節は体温が落ちやすくなると同時に、とうぜん免疫力も下がる可能性があります。寒さを気に掛けずにいて、知らずに食欲が薄れたり疲れが取れにくくなっていたりする場合があります。
ご自身の生活を思い返せば、そのようなことは誰の日常にもありがちなことですね。
体温を保つことはそれくらい重要で、冷えれば顕著に影響がありまた冬にもっとも可能性が高まるのです。
そこで地道に毎日一個、できれば二個を食べることで、寒さに体を弱らせることなく元気なままで過ごせる食材が「梅干し」です。
もし可能なら商品流通を最優先にした時短の梅干しよりも、元々の作り方であるじっくりと寝かせて二〜三年間熟成されたものが、その効用を充分に発揮してくれるでしょう。
塩分とクエン酸を一緒に摂ることができますから、体を壊しやすい寒い季節にはなお、貴重な食材と言えます。
野菜は硬さで見分ける
最後に、農作物に関して体に熱を与えることにプラスなものと、反対にマイナスなものを見分ける方法を教えます。
それは「水分量によって農作物の見た目に傾向がある」というものです。
水分量の少ないもの、つまり体に熱を保つことに寄与する農作物は硬さがあります。
触ると柔らかくぶにょぶにょとしている茄子やトマトは、他の農作物よりも水分があり、反対に根菜類、人参とか牛蒡、玉葱などは野球のボールみたいに硬いですね。
カチコチな作物には水分がありません。干すなどしてさらに水分が抜けていくと、栄養成分が変性してより体を温める構造になります。
また硬い理由には、水分の他にも「中身がぎゅっと詰まっている」からでもあります。
同じ農作物でも、収穫の一番早い時期は柔らかい物が多いですが、水分が多くて中身がすかすかですね。新たまねぎや新ごぼうは、通常とはまるで別の農作物のように見えます。
新生姜も、根生姜と違い押すとすごく柔らかく、色も白みがかっていますね。対して根生姜は真っ黄色です。
できれば冬の農作物は、硬く中身のぎゅっと詰まった物を選びましょう。
小さな事からコツコツと
陰陽の話は長くなりますから、ひとつだけにしておきます。
とにかくひとつの指標として、しょっぱいもの、水分量の少ないものという判断材料があります。
体温の下がりやすい冬に、熱を生む食材をたくさん食べて体の中から温めてほしいと思います。
お風呂や暖房も大事ですが、体内の芯まで熱をつくるのは中々難しいので、中を直接温める方法がベストです。
食べることは毎日コツコツ、無理なく根気強く少しずつおこなっていく地道な作業です。
ぜひ、できることから始めてください。
(了)
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