【バスケ】高さのミスマッチ~それらを埋める解決方法とは~
前回、高さのミスマッチの危険性と顕著に表れるシチュエーションをご紹介しました。
(【バスケ】高さのミスマッチ~ミスマッチが生まれる場面とは?~)
バスケにおいて、高さは不可欠な要素であることは疑う余地のないことですが、それらを埋めるための方法はいくつもあります。
この記事では、高さのミスマッチが生まれるシチュエーションについて解決方法を解説していきます。
高さのミスマッチを無くす方法
4つのシチュエーションに関して、それぞれを極力無くす方法を考察します。
ポストプレーの守り方
ポストプレーに対しては、とにかくリングから遠い位置でボールを持たせることを意識しましょう。
相手より低い姿勢でコンタクトし、少しでもリングから遠い位置で悪い体勢でボールを持たせましょう。
また、相手がドリブルやステップからシュートを狙ってくるときは、コンタクトを避けるのではなく自分のリズムでコンタクトを行って、相手のプレーの精度を落とさせることを目指しましょう。
これができれば、相手のシュート確率は落ちてリングに近づくことも難しくなります。ただし、この守り方にはコンタクトに耐える強さが必要です。
キャッチ&シュートの守り方
クローズアウトで追いつけず、3ポイントをイージーシュートで打たれてしまうのはバッドディフェンスです。
これを防ぐには、ポジション移動を早くし、ボールが動いている間にマークマンへと辿り着けるようにしましょう。
相手がボールキャッチした時には、懐に入っているようにするのがベストです。
もしも間に合わない場合は、シュートブロックに跳ぶフェイクをするなどで相手をまどわせるなど、駆け引きを使って守ることができます。最後まで諦めないことも大切です。
ドライブ→リングアタックの守り方
ドライブのプレーから高さのミスマッチが生まれる原因としては、リングに近づかれることが問題です。
リングアタックを許してしまうと、多少体勢が崩れてもシュート率は高くなるため、シュートを打ってきます。
また、そのシュートが外れてもセカンドチャンスを狙ってリバウンドに飛びこんでくることも考えられます。
これらを守るためには、とにかくリングに近づかせないことが重要です。
ディナイで3ポイントよりも外でボールを持たせるように守り、ペイントエリアに入られる前に相手のドリブルを止めさせましょう。
タフなミドルシュートならば打たせても良いので、リングに近づかれる前にドリブル中に懐に入り、相手の歩みを止めさせましょう。
リバウンドの取り方
最も高さの差を埋めにくいのはリバウンドです。
- ポストプレー
- キャッチ&シュート
- ドライブ→リングアタック
これらのプレーは、ドリブルキャッチやパスキャッチなどの動作が加わるため、タイミングやフットワークスピードで相手の動きを抑制することができます。
しかし、リバウンドは自身のマークマンがリング近辺にいた時にシュートを打たれてしまうと、高さの差が完全に出てしまいます。
リバウンド時の高さのミスマッチを無くすためには、やはりリングから相手を遠ざけることが大切です。
少しでも強く相手に当たってリバウンドに参加させないようにしましょう。
また、相手を跳ばせてしまうと確実に高さの差が出てしまうので、理想は「相手が跳べない」という状況です。
相手の膝に乗るように体重をかけ、あわよくば腰を引かせるようにぶつかり続ければ相手はほとんどジャンプできません。
このプレーには相手を押し出す当たりの強さと、シュートの瞬間にボックスアウトをする反応の速さと準備が必要になります。
おわりに
2回にわたって高さのミスマッチについて解説しました。
高さのミスマッチを埋めるに必要なことは「高く跳ぶ」ことも考えるられますが、それだけではどうにもならない場面が多々あります。
高さのミスマッチを埋めるためには、身体的要素の「速さ」「強さ」に加えて、駆け引きや判断の早さなどをも必要です。
「背が低いから仕方がない」というネガティブな考えなくして、持てるもの全てを使って試合に臨みましょう。
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関西1部リーグの大学を卒業後、現在は実業団でプレーしながらプレイヤーとしてのレベルアップを目指しています。このブログでは、高校・大学・社会人、それぞれのカテゴリーでのトップレベルの選手とのプレーの中で自身が経験した、バスケ選手としての高みに行く方法を発信していきます。
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