カッティングバスケに必要なこと

オフェンス スキルアップ パス 戦術 練習法 関野 日久

前回は、カッティングバスケがどのような状況に有効で、どのようなメリットがあるかを解説しました。

今回はカッティングバスケに必要とされるものについてご紹介します。

チームでの約束

1人の能力だけではスペーシングや相手ディフェンスの動きもあるのでカッティングは成立しません。それらを上手くコントロールするためにはチームで約束を作ることが必要です。

カッティングのタイミング

1つ目はカッティングのタイミングを決めることです。

  • ローポストにボールが入った時
  • コーナーから45度にボールが上がった時

など、何か約束を決めてカッティングをすることで、スペースを生かせてチャンスを見落とすこともなくなります。

アウトサイドとインサイドの合わせ

合わせを作る時、

  • 全員が待つ
  • 飛び込む

など、インサイドに固まるとディフェンスは守りやすく、逆に全員がアウトサイドにいるとシュートの決定率が下がったりディフェンスはローテーションが楽だったりのデメリットがあります。

中と外の合わせをうまく作る必要があり、待つ合わせの場合ディフェンスは位置を把握しやすいので、ある程度守ることが可能です。

しかし、カッティングを使えば相手はそれを追うことができず、止めにくい合わせができます。

ドライブスペースとの兼ね合い

スペースができるたびにカッティングをしていては、逆にボールマンがドライブすることができなくなります。

特定の選手がボールを持った場合などのシチュエーションによって、スペースを空けておくことが重要で、飛び込む合わせだけでなく待つ合わせやズレるだけの合わせが必要とされる時もあります。

意識を統一することで、もったいないミスや何度も同じミスをする、ということを避けることができるので、チームとしての約束をもっておくことは大切です。

個人の技術

もちろん、チームとしての約束以外にも重要な技術はあります。

カッティングする人の技術

まず、カッティングをする人はどこに飛び込むのかを見極める必要があります。

  • ボールサイドか
  • はたまた逆サイドか
  • ゴール下に飛び込むのか
  • 1歩離れたところに飛び込むのか

など、スペースを見つけ確実にシュートを決められるポジションに飛び込むことが必要です。

また、自分のディフェンスの

  • 前を通るのか、
  • 後ろを通るのか

を選択することも必要です。

前を切れば、慌てた相手からファールをもらうことができるかもしれません。

後ろを通れば相手に気付かれずにイージーシュートを打つことができるかもしれません。

それも、相手との力関係や相手の立ち位置を見極めることが必要です。

2つに共通して言えることは、コートのスペースを見て自分の力と相手の力、状況を正しく判断する能力が求められるということです。

パサーの技術

パサーにはもちろん、狙った位置にパスをする能力が最も必要とされます。

狭いスペースへのパスの場合、ディフェンスの手をかわしつつ味方が取りやすいパスを出す、というのはなかなか難しいです。

また、カッティングが来るまでボールをキープする能力も必要です。

ドリブルをつかずとも、ピボットを活用していつでも前を向けるようにしておかなければなりません。

また、パスの意思を見せすぎると相手は守ってくる可能性があるので攻め気を見せつつ、周りの状況をよく確認することが必要です。

カッティングをする人も、パサーをする人も、チームバスケットの代表的な戦術であるカッティングバスケットをするためには、とにかく周りをよく見ることが大切です。

おわりに

今回は、前回に引き続きカッティングバスケについて解説しました。

  • 強力な1on1ができる選手やビッグマンがいないチーム
  • 選手を特別集めていない学生のチーム

などには是非とも使っていただきたい強力な戦術です。

また、パスワークからの得点はチームスポーツの醍醐味でもあります。

「チームスポーツを楽しむ」という意味でも、カッティングバスケットは非常に魅力的な戦術です。

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この記事を書いた人:関野 日久関野 日久(セキノ ハルク)
関西1部リーグの大学を卒業後、現在は実業団でプレーしながらプレイヤーとしてのレベルアップを目指しています。このブログでは、高校・大学・社会人、それぞれのカテゴリーでのトップレベルの選手とのプレーの中で自身が経験した、バスケ選手としての高みに行く方法を発信していきます。