勝負を分ける3つのシューティング③~シチュエーションシューティング編~
シリーズでご紹介してきました。
・勝負を分ける3つのシューティング①~コンディショニングシューティング編~
・勝負を分ける3つのシューティング②~心肺機能編~
最終回の今回は、より具体的に試合での活躍に直結するシューティングをご紹介します。
3つのシューティング方法を使いこなして、試合でも高確率のシュート力を身につけましょう。
シチュエーションシューティングとは?
- 心肺機能に負荷をかける
- 筋疲労を高める
なども、試合のシチュエーションに近づける1つのアプローチですが、シュートの打ち方にこだわるのがシチュエーションシューティングです。
例えば、前回紹介したハーフコートダッシュ&シューティングでは、心肺機能に負荷をかけるためのシューティングですが、実際の試合中にハーフラインから折り返してシュートを打ち続けることはありません。
つまり、シュートを打つ前の動きにこだわるのがシチュエーションシューティングです。
シチュエーションシューティングを行うメリット
実際に試合で打つシュートの過程も含めて練習することで、試合での得点パターンを増やします。
選手によって多く打つシュートのシチュエーションや位置は異なります。
ハイポストが得意なビッグマンや3ポイントシューターなど、試合で打つシュートを多く練習することが効率的になります。
シチュエーションシューティングの練習方法
今回ご紹介するのは、ボールをもらう動きとして代表的なムーブからのシチュエーションシューティングです。
スタックシューティング
ウイングでボールをもらう際に最もよく使われる動きはスタックです。
インサイドから上がってボールをもらうプレーですが、この際にしっかりスクリーンを使ったり、ディフェンスをしっかり振り切ったりすれば、キャッチ&シュートを放つことができます。
このスタックの動きを実際の試合のスピードでキャッチ&シュートの練習を行いましょう。
フレアスクリーン&シューティング
スクリーンを使ってボールをもらうシチュエーションで有効なのが、フレアスクリーンです。
スタックとは、足捌きやボールに対する視野などが変わります。
フレアスクリーンは、広がったユーザー、ダイブするスクリーナーの両方にパスが入る強いオフェンスです。
フレアスクリーンはボールから離れた動きでキャッチ&シュートになり、より高度な技術を必要とするので、練習しておくと大変有効です。
セットオフェンスに沿ったシューティング
上記はどのチームでも用いられる基本的な動きです。
それに加えて、自チームのセットプレーの際にボールをもらうシチュエーションや狙い目となるポジションからのシュートも練習しておきましょう。
基本的に、セットプレーは
- 楽にかつ安定して点を取ること
- チームで協力してシュートチャンスを作ること
を目的にします。
そのため、狙いどころとシュートチャンスが数多くあります。
セットオフェンス時のボールミートや動く位置などを研究して行うことでよりセットプレーを強化することができます。
おわりに
3回にわたって3つのシューティング方法についてご紹介しました。
今回は、実戦でのボールをもらう動きや、多く打つシュートを想定したシチュエーションシューティングについて解説しました。
- コンディショニングシューティングでシュートの基礎を固め
- 心肺機能・筋疲労を高めて
- 実際のシチュエーションを想定して
と、段階を踏んでシューティングを行い、シュート力アップを目指しましょう。
シュート力をあげることは得点力アップに直結するので、それぞれの役割や傾向を理解したシューティングでチーム力をアップさせましょう。
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関西1部リーグの大学を卒業後、現在は実業団でプレーしながらプレイヤーとしてのレベルアップを目指しています。このブログでは、高校・大学・社会人、それぞれのカテゴリーでのトップレベルの選手とのプレーの中で自身が経験した、バスケ選手としての高みに行く方法を発信していきます。
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