【バスケ】連携プレー「パス&ラン」

練習法

あなたは、パス&ランをご存じですか?

バスケットをしていれば、一度は目の当たりにすることはあるプレーです。

ミニバスや中学、高校でもよく行われるパス&ラン

筆者は先日、指導するミニバスチームで何度も何度もやられました(笑)

今回は、そのパス&ランをご紹介したいと思います。

ディフェンスの前を切れ!「ボールサイドカット」

パスしたプレーヤーがディフェンスの前をゴールに向かって走りこむプレーです。

ディフェンスの前を走るので、カットされにくいのが特長です。

○練習方法

  1. 2対2で行います。
  2. ボールマン(A)はトップ
  3. もう1人(B)は45度
  4. (B)がVカットまたはIカットで飛び出す
  5. (A)がパス
  6. (A)はパスしたら止まらずディフェンスの前を走る
  7. (B)は走りこんだ(A)にパス

ポイントは、(A)がパスしたに立ち止まらないということです。

(A)から(B)へのパスは距離が短いので、すぐに(B)へ到達します。

(B)は、キャッチしたときには(A)はすでに走っている状態になります。

これは、(A)のディフェンスが気を抜いた一瞬のスキを突くプレーです。

ヘルプのいないウィークサイド!「ブラインドカット」

パスしたプレーヤーがディフェンスの裏をゴールに向かって走りこむプレーです。

ヘルプが少ないウィークサイドを走るので、カバーされにくいのが特長です。

○練習方法

  1. 2対2で行います。
  2. ボールマン(A)は45度
  3. もう1人(B)はトップ
  4. (B)がVカットまたはIカットで飛び出す
  5. (A)がパス
  6. (A)はパスしたらボールサイドカットと見せかけてディフェンスの裏を走る
  7. (B)は走りこんだ(A)にパス

ポイントは、(A)は走りこむ際にボールサイドカットを一度見せておくことです。

試合の中では、ボールサイドカットを何回か成功させておくとディフェンスはフェイクにかかりやすく、さらに有効です。

これは、一方のカッティングを止めに来た(A)のディフェンスに対し、裏をかくプレーです。

成功のコツは?

走るコースが若干違う2つのプレーですが、成功させるにはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。

・1:パスをした(A)は、ボールを離したあとも足を止めないということです。

ミニバスや初心者などにありがちなのが、パスをしたプレーヤーが足を止めてボールの到着を見てしまう、ということです。

実際、筆者のチームの選手も止まったままボールを見てしまう選手が多くいます。

パスを出す際にしっかりと足を踏み出してパスし、そのままの足でランをすることでディフェンスより先にゴールに向かっていけるのです。

もしも、読まれてコースを止められてしまってももう一方を走る選択ができます。

ボールサイドカットと見せかけてブラインドカット、ブラインドカットと見せかけてボールサイドカット、と足を止めないからこそ駆け引きができ、ノーマークを作りやすくなります。

・2:ランの後にディフェンスが着いてきていても迷わずシュートまでいくことです。

特に身長が低い選手は、一度止まってしまうとシュートブロックされる可能性があり、成功率が下がります。

勢いよくシュートまで持ち込むことで、ディフェンスにとってはファウルする可能性もあるためリスクが高くなるんです。

・3:ランに対してパスが入らなくても走り切ってしまうことです。

走り切ることでそこにスペースができ、別のプレーヤーがカッティングすることもできますし、ボールを持った(B)がドライブを仕掛けることもできます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

基本的な連携プレー「パス&ラン」をご紹介しました。

ディフェンスが、ボールマンからボールが離れた瞬間のスキを突いた早い展開の基本的な連係プレーです。

今回ご紹介した位置からだけでなく、どんな位置からも実行できます。

また、フロントコートの直接シュートにつながるエリアだけでなく、バックコートでのボール運びにも有効なプレーですので、ぜひ練習や指導の参考にしてみてください。

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