ドリブルハンドリングの必須技術!クロスオーバーの特徴

スキルアップ ドリブル 関野 日久

圧倒的なスピードやフィジカルがあれば、得意なところへ思いっきりドライブをすれば1on1は切り崩せることが多いです。

しかし、誰もがそういった能力を持っているわけではありませんし、ディフェンスの上手い選手はいくらでもいます。

単純な能力だけではどうにもならない時の代表的な駆け引きの1つ、クロスオーバーについて

  • フロントチェンジ
  • バックビハインド
  • レッグスルー

の3つのメリット、デメリットについて解説します。

フロントチェンジ

最もオーソドックスで使いやすいのがフロントチェンジです。

フロントチェンジを使うメリット

まず何よりも、ポールがどのポジションにあってもすぐに行えるため、スムーズな方向転換を行えることが大きなメリットです。
バランスやリズムを整えるなど、幅広い目的で使うことができます。

また、抜きに行くときは1番大きく幅が取れるクロスオーバーであることから、横への動きが苦手な相手やスペースをしっかり十分にあるときにとても強いです。
クロスオーバーをしながら足を出しやすく縦の突破力もあるので、ボールプッシュの際や相手との間合いが取れているときに抜くドライブができます。

またハンドリングの技術が高くなくとも使いやすい技術なため、そこからのプルアップシュートや展開のパスが出しやすい点も魅力的です。

フロントチェンジを使うデメリット

フロントチェンジの1番のデメリットは、ディフェンスの目の前にボールを落とすことです。
ディフェンスがハンドチェックをしている時や間合いを詰めている時は、スティールの格好の的になります。

それらの場合はそもそもフロントチェンジができず、スティールされると自陣側へボールが飛ぶことが多いので逆速攻を喰らいやすいです。

レッグスルー

1番使い勝手がいいのがレッグスルーです。

レッグスルーを使うメリット

レッグスルーは、抜きに行く時もボールをキープする時も使いやすいクロスオーバーです。

抜きに行くときは、相手の足の横に足を出してレッグスルーをすればポジション的には勝ててフロントチェンジよりもボールを奪われにくいです。

キープをしながら方向転換をする際も、自足があるので相手の手から守りやすく、スペースも取りやすいです。

レッグスルーを使うデメリット

レッグスルーは、

  • ボール運び
  • ボールキープ
  • ドライブ

どのシーンでも使え、足で間合いを取れるためターンオーバーの確率も低く、1番おすすめのクロスオーバーです。

しかし、足の間を通るという点から、ボールがどこに行くかディフェンスにわかることが数少ないデメリットとして挙げられます。

レッグスルーは足の位置に従うため、ディフェンスに意図が伝わりやすいです。

ビハインド(バックビハインド)

ビハインドを使うメリット

ビハインドは足だけでなく体全体でボールを隠せることから、ディフェンスのハンドチェックが厳しいときや間合いを詰められているときに使いやすく、ボールキープに最適です。

また足の「縦の動き」を大きくすることもできるため、

  • 抜きに行くときに足を前に出すこと
  • 足を後ろに引いてステップバックシュート

などをクリエイトするのにも向いています。

ビハインドを使うデメリット

ビハインドを様々な方法で駆使するためには、高いハンドリング力とフットワークが必要です。

目的に沿った足捌きを素早く正しい位置にすること、ボールを見ずにボールを思い通りに扱えることなど、高い基礎の力が求められます。

また、キープの際に大きいビハインドをすると、ボールが後ろにある間に相手に詰められてミスをするリスクもあり、大小の使い分けが非常に大切です。

おわりに

今回は、ドリブルハンドリングの必須技術クロスオーバーの特徴を紹介しました。

人によって得手不得手はありますが、どのクロスオーバーも状況に応じて使い分けできる選手は、ミスも少なくチャンスもクリエイトできる良い選手になれます。

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この記事を書いた人関野 日久関野 日久(セキノ ハルク)
関西1部リーグの大学を卒業後、現在は実業団でプレーしながらプレイヤーとしてのレベルアップを目指しています。このブログでは、高校・大学・社会人、それぞれのカテゴリーでのトップレベルの選手とのプレーの中で自身が経験した、バスケ選手としての高みに行く方法を発信していきます。
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