バスケの3秒ルールって?内容とペナルティを紹介

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バスケットボールの反則でよく聞かれる3秒ルールは、オフェンス中に適用されるルールのひとつです。違反すると相手ボールになってしまうのが特徴ですが、初心者だとどんな状況が3秒ルールに該当するのか分からず、とにかく焦ってしまう人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、3秒ルールの反則を防ぐために、基本的なルールの内容や試合中に起こりがちな3秒ルールの違反プレーまで詳しく紹介します。しっかり理解して落ち着いたプレーができるよう目指しましょう。

バスケの反則|3秒ルールとは

バスケットボールの『3秒ルール』とは、オフェンス中に取られるバイオレーションのひとつです。攻撃中に制限区域(ペイントエリア)で過ごせる時間は3秒までとされ、ゴール付近で長時間プレーできないよう定めてあります。これにより、オフェンス術であるポストプレーも限られた時間でフィニッシュを試みなければいけないため、長身選手ばかりが有利になる状況を抑制するために作られたともいえます。

また、3秒ルールのカウントはとても厳しく、たとえ片足がエリア内に入っているだけでもカウント対象になるのです。しかし、例外として3秒ルールが適用されないケースもあるため、詳しくは記事の後半で解説します。

ちなみに、オフェンス中にカウントされる時間制限には、他にも以下のようなルールが存在します。

ルールに関する具体的な内容は、別の記事で改めて紹介します。バスケットボールでスピーディーな展開が求められるのには、このような時間制限が関係しているからだということが分かりますよね。

3秒ルールの適用エリア

バスケットボールの3秒ルールが適用されるエリアは、図で表した『ペイントエリア』と呼ばれる制限区域内のみです。最近ではこのエリアだけ色が違っているコートもあり、激しいプレー中でも選手が分かりやすいよう工夫されています。

 

このエリアでは、おもにセンターやパワーフォワードといった『インサイドプレーヤー』が活躍しますが、3秒カウント取られてしまった場合は反則となり、相手チームのスローインによって試合再開されます。シュート間近で攻守交代にならないためにも、エリアを意識してプレーしましょう。

3秒ルールが取られるのはどんなとき?

続いて、バスケットボールで3秒ルールがカウントされるプレーについて具体的に見ていきます。しっかり理解していればギリギリのところまでプレーを続けられるため、チャンスをものにする機会も増えますよね。ここでは、バスケットボールの試合でよくあるシーンのなかから、3秒カウントが取られやすいプレーをチェックしていきます。

リング付近でパスを待っているとき

味方からパスをもらってシュートを試みる場合、ほとんどの選手がペイントエリア内にポジショニングしますよね。このパスを待っている時間は、まぎれもなく3秒ルールのカウント対象になります。

ペイントエリアに入ったはいいものの、ディフェンスを抑えきれていなかったり「ここにパスがほしい」という意思表示が上手くできていなかったりして、味方からパスがもらえないことはよくあります。この場合、パスが通らなければすぐにエリア外へ出ることを瞬時に判断しなければ、あっという間に3秒です。ペイントエリア内に入るときは、ボールがもらえそうなタイミングで瞬間的にエリアへ入り、もらえなければ身を引くという素早いプレーを心がけましょう。

ペイントエリア内でドリブルし続けたとき

たとえペイントエリア内ですぐにパスがもらえたとしても、ディフェンスを押し込もうと3秒以上ドリブルし続ければ反則になります。ただし、このプレーには例外があり、ドリブルしたのちにシュートした場合は、3秒経っていたとしても反則になりません。

ほかにも3秒ルールにならないプレーがいくつかあるので、次の項目で詳しく説明します。

3秒ルールはカウントされないケースもある

バスケットボールでは「3秒ルールがあるから早くプレーしなくちゃ」と焦る選手が多いなか、3秒経っても反則にならない例外プレーを把握していれば落ち着いてプレーできるようになります。ここからは、3秒ルールがカウントされないケースを具体的に見ていきましょう。

ペイントエリアから出ようとしているとき

3秒ルールは、3秒以内に完全にエリア外へ出ていなければ即反則!というわけではありません。3秒以内にエリアから出ようとする動きを開始すればOKなのです。

たとえば、2.9秒エリア内で過ごし、そこから外へ出ようとしたなら、結果的にエリア外へ完全に出られるのは3秒過ぎてからですよね。その「出ようとする動き」が大切で、審判は選手が3秒ルールを意識してプレーしているかどうかを見ているのです。

3秒以内にドリブル開始後シュートしたとき

ペイントエリア内でボールをもらった直後にドリブル開始し、3秒経過後にシュートを放った場合は、3秒ルールの反則になりません。もちろん、そのままリバウンド争いに参加することもできるのです。

とはいえ、あまりにもドリブルの時間が長すぎれば「不必要なプレー」だと判断され、カウントが取られてしまいます。もちろん、3秒以上ドリブルしたのちに外へパスを返した場合も同じです。シュートにつなげるうえで必要なプレーかどうかが判断基準になるため、3秒経過後のプレーがシュート以外の選択肢になるのであれば、反則が取られると思っておくのが良いでしょう。

3秒以内にシュートが放たれリバウンドに参加するとき

ペイントエリア内でパスをもらおうと待っている間、3秒以内に誰かがシュートを放てば、それまでの3秒カウントはリセットされます。よって、一度エリア外へ出てからリバウンドに行くという考えは不要です。この考え方は自分がシュートを放った場合も同じで、そのままペイントエリア内に留まり、リバウンド争いに参加しても構いません。リバウンド中は3秒カウントが止まるという認識で、プレー続行させましょう。

バスケの反則|3秒ルールを理解してターンオーバーを減らそう

今回は、バスケのルールである『バイオレーション』のなかから『3秒ルール』について紹介しました。3秒ルールを理解してプレーしなければ、どんなにいい雰囲気で攻撃できていたとしても相手ボールになってしまいます。リング下の激しいシーンであってもきちんとルールを意識し、ターンオーバー(攻守切り替え)にならないよう賢くプレーしていきましょう。

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この記事を書いた人ヒヤマ ココロ
バスケットボール歴5年。現役時代は主にセンターを務めていました。持ち前の体力を活かし、陸上競技や水泳、フィールドホッケーなど、様々なジャンルのスポーツを経験。全国大会や国民体育大会にも出場してきました。現在は二児の母で、ウェブライターとして活動中。このブログでは、スポーツの経験で得た基礎知識や上達するためのノウハウなど、実体験を踏まえた記事を執筆していきます。
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