1対1ディフェンスの基本|アウトサイド選手を止めるコツ
1対1のディフェンスが苦手な人はいませんか?頑張ってついて行っているのに抜かれてしまう、一瞬のフェイントに引っ掛かってしまうなど、ディフェンスの悩みを抱える人は意外と多いです。
そんな悩みをもつ人のために、今回は1対1ディフェンスの中でも、アウトサイドプレイヤーに勝つためのコツを紹介します。
気持ちでついて行くディフェンスではなく、ポイントを押さえたやり方で、オフェンスに勝てるよう目指しましょう。
アウトサイド陣の役割とは?
ディフェンス術を考える前に、まずガードやフォワードといった、アウトサイド陣の役割を理解しましょう。そうすることで、有効なディフェンス方法が見えてきます。
そもそも、アウトサイドポジションの選手は以下3名です。
- ポイントガード(PG・1番)
- シューティングガード(SG・2番)
- スモールフォワード(SF・3番)
各ポジションの役割をチェックしておきましょう。
ポイントガードの役割
バスケのポイントガードは、試合展開に応じてフォーメーションの指示を出す、チームの司令塔の役割を担います。そのため、パス回しやドリブルが得意な選手が多いです。
また、空気を読む力にも長けているため、隙あらば攻めてくる可能性も。詳細は「ポイントガード」の記事でチェックしておきましょう。
シューティングガードの役割
シューティングガードは、チームの中で得点力がある選手が起用されます。スリーポイントシュートを打ってくる可能性があるため、距離の取りすぎには注意が必要です。
さらに詳しく知りたい場合は「シューティングガード」の記事も参考にしてください。
スモールフォワードの役割
スモールフォワードは、主にアウトサイドで活躍する一方で、実はインサイドプレーも得意。身体を張って飛び込んでくる可能性があるため、急に動き出してもついていける準備が必要です。
「スモールフォワード」の記事をチェックして、相手の得意プレーを把握しておきましょう。
1対1ディフェンスはオフェンスの立場になって考えよう
1対1ディフェンスは、オフェンスの立場になって考えてみると上手くいきます。相手が仕掛けてくるプレーを予測することで、どこを重点的に守っておくのがいいかが見えてくるからです。
今回ピックアップしたアウトサイド陣であれば、おもに注意すべきなのは、外からのシュートもしくはドライブです。もちろん、他にも得意プレーはあるかもしれませんが、あれこれ対策するとディフェンス精度が下がる可能性も。
まずは「長距離シュート」「ドライブ」この2点に的を絞ったディフェンスを心掛けるのが良いでしょう。
1対1ディフェンス|アウトサイドプレイヤーを止めるコツ
長距離シュート・ドライブが得意なアウトサイドプレイヤーにつくときは、以下のポイントを意識するのがおすすめです。
- ワンアームの距離をたもつ
- 相手の得意な方向をふさぐ
- ギャンブルプレーをしない
くわしい内容について、ひとつずつチェックしていきましょう。
ワンアームの距離をたもつ
まず、ディフェンスはワンアームの距離をたもつようにしましょう。この距離感は、基本的にどんな相手に付いたとしても変わりません。また、パワーポジションの姿勢を意識し、どんなプレーにも反応できるよう体勢をととのえておくことが大切です。
相手の得意な方向をふさぐ
つぎに意識するのは、相手の得意な方向をふさぐことです。たとえばドリブルが得意な選手なら、左右どちらに攻め込んでくるのか要チェック。
右方向が得意なら右側をふさぐ、左方向なら左側というように、ディレクションするのが良いでしょう。
また、先にあげた距離感の話にもつながってきますが、もし長距離シュートが得意な選手がいれば、間合いを取りすぎると危険です。相手の得意をつぶす距離感が大事ということを覚えておきましょう。
ギャンブルプレーをしない
さいごに、確実に相手を止めたいならギャンブルプレーは禁物です。
アウトサイド陣はドリブルが得意。スティールをねらって手を出してしまうと、その瞬間をついて抜かれてしまうことがあります。相手との距離感、得意をつぶすことだけに集中し、確実なディフェンスを心掛けてください。
もし相手がプレーの途中で止まってくれれば、あとはパスを防ぐのみ。周囲にいる味方ディフェンスも協力してくれるので、パスが出ないようプレッシャーを与え続けましょう。
まとめ|1対1ディフェンスは戦略的に
1対1ディフェンスは、戦略的なプレーで相手にプレッシャーを与えることが大切です。どんなに相手のオフェンスが上手かったとしても「このディフェンス嫌だな」と思わせられれば、勝てる確率がアップしますよね。
今回は、1対1ディフェンスのなかでも「アウトサイド陣」に勝つための方法について紹介しました。もし、頑張ってついていく!ねばる!といった根性論だけでディフェンスしている人は、考えを変えてチャレンジしてみてください。きっとうまくいきますよ!
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バスケットボール歴5年。現役時代は主にセンターを務めていました。持ち前の体力を活かし、陸上競技や水泳、フィールドホッケーなど、様々なジャンルのスポーツを経験。全国大会や国民体育大会にも出場してきました。現在は二児の母で、ウェブライターとして活動中。このブログでは、スポーツの経験で得た基礎知識や上達するためのノウハウなど、実体験を踏まえた記事を執筆していきます。
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