食べるトレーニングを考えよう!「体重管理では痩せられない(下)」【梅原トレーナーのからだづくり哲学】

スキルアップ 梅原 淳 食トレ

こんにちは、梅原淳です。

太っている育成年代アスリートがいつまでも痩せられない理由、一般的な指標から視点を変えてみようという提案を書いてきました。

食べるトレーニングを考えよう!「体重管理では痩せられない(上)」【梅原トレーナーのからだづくり哲学】
食べるトレーニングを考えよう!「体重管理では痩せられない(中)」【梅原トレーナーのからだづくり哲学】

第一には、筋肉づくりをしながら反比例で体脂肪が減っていくことは、理屈では正しくても現実にはそう簡単にはいきません。

ランニングで長距離を走り込んで贅肉を落とそうとすることも、大抵は成果の出る前に挫折します。

つまりトレーニングでダイエットすることは、ぽっちゃりアスリートに不向きな方法なのです。

第二に、判断材料にするものを「体重」とするのをやめることです。体重計と睨めっこしても、主目的は前進しません。

質量が数キロ減ったからといって、元々の余分(贅肉)が真っ先に削れていっているわけではないからです。体重と体脂肪は直結ではありません。

食べるトレーニング

私は見た目にこそ気を向けることを、強くお勧めします。

普段あまり物事を勧めることはしないのですが、もちろんこれは個人的な意見ではなくて客観的事実を言っています。

あなたのからだがタプタプとしている理由はなんでしょうか?

運動量が足らない、痩せる方法が間違っている、体重があり過ぎる・・・・

いずれも違いますね。

あなたはすでにしてアスリートであり、毎日大汗を掻きながら練習しています。筋トレだってしています。でも周囲の仲間のように、ネットで見るスポーツ選手のように、引き締まったからだには変わっていきません。

それはアスリートという環境、状況を上回るほどの太る食べ方をしているためです。

もしくはその食べ方を長年していて、すでに血液の流れが悪くなり代謝が落ちているために、他人より太りやすい体質になっているのかもしれません。

そう、要するに「食べ物を見直しましょう」ということです。ようやく食トレの話になりました。

食べ物は体型に顕れている

いくら走っても、筋トレしても、体重を気にしても、ド真ん中を放っておいて改善は見込めません。

トレーニングを頑張ってもさほど代謝は上がらないため、内容云々より体力を伸ばせるほど「頑張れない」のです。やりきる前に疲労感に心身が負けてしまいます。

同じ運動量でも体力の伸びや脂肪燃焼に差がつくのは、血液の流れ方に因ります。

流れが悪い、それで代謝の低い人が、そのままで体力増進をはかったところでうまく伸びることはあまり期待できません。

血液に脂などのゴミが溜まることや酸化してしまうことを改めて、食べる物で痩せていきましょう。運動や体重とは一切関係のない主原因です。

砂糖や脂・油を控え、体温の上がる食事をし、血のめぐりを改善すれば代謝は良くなっていきます。そこだけでポッチャリ体型を変えることはできるのであり、またそこに視点がないからなにをしても変わらないのです。

体重は連なる結果に過ぎない

私たちの社会一般的な常識、認識は、痩せるとなれば「体重」です。

誰もが肉体改造と称して太った体型を引き締めて格好の良いアスリート体型にしようとするときには、体重の変化を追います。

そのためいつの間にか体重を減らすことが主目的となり、100g単位で喜んだり凹んだりするのです(100gなのはデジタル表示がその単位だからです)。

あきらかに体重オーバーな選手が減量を試みて2kg減ったとします。当然その成果を素直に喜べる数値ですが、見た目も運動の鈍さも疲れやすさも改善されていないことが少なくありません。

なぜ贅肉があるのか、なぜスタミナが無いのか、その本当の原因にメスは入っていないので、ただただ「質量が軽くなった」というだけです。

体重を指標にすると、体脂肪を落とすためではなく減量のための努力になってしまうのです。これから体重は、一切データを取らないようにしましょう。

本当に目的を達したり進んでいったりすれば、おのずと体重も減っていきます。あくまで運動に支障のある贅肉や、そういった体型になる体内環境を変えることが目的であり、体重はそれに影響される副次的変化と理解しましょう。

無意味な悩みから解放される

特別な疾患や異状がないかぎり、からだはシンプルであり痩せられないポッチャリ選手も、それは七不思議でもなんでもなくただの過食です。

過食とは量的な食べ過ぎだけを言うのではなくて、不必要な食べ方をしている人もいわゆる過食と言えます。

肉ばかり食べる、揚げ物大好き、お菓子大好き、冷たいアイスや飲み物を頻繁に口にする、節度なくつねに何かを食べている、味の濃い加工食品が多い、そのような誰にでもありがちな理由が不要に太った運動選手を育てています。

それをさらに過酷な練習量や鬼の筋トレを課して自分を苦しめ、変わらない体重を気にしながらまた悩むのです。

そのあてのない努力から、ぜひ解放されてほしいと心から願います。

脂肪を落としたいだけならば、体重計に乗るのを今日かぎりでやめましょう。

そんなことは微塵も気にせず、見た目そのままをしっかり見つめてください。贅肉を落とす気が本当にあるのなら何をすべきかは、あなた本人が知っているはずです。

健やかな足取りで、どうぞからだを良くしてください。全力で応援しています。

(了)

関連教材:大人の「食トレ」~食べても太らない秘密のテクニック~

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この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。