『スペインピック&ロールを仕掛ける前、ボール保持後の攻防』~日本女子代表のオフェンスより4~

オフェンス スキルアップ 戦術

バスケ女子日本代表は 「パリ五輪で金メダル獲得」を目指しています。

先日、2022年2月10日~13日から開催されるFIBA女子ワールドカップ2022予選の組み合わせも決定しました。

日本は、日本、ボスニア・ヘルツェゴビナ、カナダ、ベラルーシで開催。

上位3チームがワールドカップに出場するルールとなっているようです。

数か月後の試合を念頭に入れつつ、引き続き5連覇を成し遂げた女子アジアカップの日本代表よりスペインピック&ロールの攻防を取り上げていきたいと思います。




1.流れ

スペインピック&ロールを仕掛ける前

2.プレーの流れ

図のように、①(PG)の選手よりインサイドの選手がボールをレシーブしてスタートします。
ボールサイドは、PGの選手がダウンスクリーンをセット。
反対サイドは、インサイド4の選手がダウンスクリーンをセットします。

反対サイドでは、ボールサイドをした際に、3番の選手がゴール下で陣取ります。
ボールサイドでは、ダウンスクリーンをした1番の選手が再びトップ方向に移動します。
5番の選手よりボールを受け取り、スペインピック&ロールの形がスタートします。

この場面では、X1の選手がスクリナーの後方を通過しようとする際に、スクリナーに接触します。
ボールマンも、自分の目の前が空いていることに気が付き、3Pシュートを放ちました。

3.まとめ

この場面では、ボールマンがスクリーンを活用する場面の判断が重要といえるでしょう。

もし、自分のマークマンがスクリナーにHitしていることに気が付かずにゴール方向へアタックを続けた場合、スクリナーとのコンタクトを切り抜けた後のX1に進行方向を守られてしまいます。

ひいては、X5はボールマンを気にする必要がなくなり、X3の後方からのスクリーンにも対応できたかもしれません。

ボールを扱う選手の3Pシュート能力等に左右されることはありますが、スペインピック&ロールの場合でも、通常のボールスクリーンの攻防を忘れないことが重要です。

一方の、ボールをレシーブする前の動きに注目しましょう。

ダウンスクリーンをした1が、再びトップ方向にボールを受けに行く場面があります。

X1にとっては準備段階でケアすることが多く、対応が後手になります。

この場面で、X3がスイッチをして1のボールレシーブを守ろうとしたケースの可能性も考えてみます。

ボールサイドカットを試みた流れなのか意図的なのかは分かりませんが、2の選手が自分のマークマンであるX2にスクリーンをセットしたような形になっています。

これによりX1とX2とでマークを変更することも難しくなりました。

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この記事を書いた人:片岡秀一片岡 秀一
株式会社アップセット所属。GSL(ゴールドスタンダードラボ)編集長として記事の製作、編集、各種のイベントなどを多数実施。近年は『Basketball Lab』にて記事執筆と編集、『バスケセンスが身につく88の発想 レブロン、カリー、ハーデンは知っている』・『バスケットボール戦術学』などで編集協力として関与。トーステン・ロイブル氏を講師とするEuro Basketball Academy Coaching Clinicでは事務局を務める。活動理念は「バスケットボールに情熱と愛情を注ぐ人の、バスケ体験の最大化」・「バスケ界にヒラメキを作る」。JBA公認コーチライセンスC級保有(2021年3月にB級を受講)