1試合で20得点取る方法⑤~スコアリングに必要な要素とは~

オフェンス スキルアップ 関野 日久

ここまで4回にわたってプレースタイル、チームでの役割などから1試合20点を取る方法を解説してきました。

1試合で20点取る方法①~スラッシャー編~
1試合で20点取る方法②~シューター編~
1試合で20点取る方法③~ビッグマン編~
1試合で20点取る方法④~オールラウンダー編~

今回はまとめとして、共通してスコアリングにはどのような要素が必要であるかを解説していきます。

何よりもタフであること

第一に、ある程度プレータイムがなければ20点は取れません。

仮に1分に1得点でも20分の出場が必要ですが、現実的に考えるならば30分以上は必要です。

30分間試合に出場できる技術、能力、チームからの信頼、そしてパフォーマンスを落とさない体力が絶対に必要です。

圧倒的な能力や得点力がある場合は別ですが、そうでなければ試合の序盤〜終盤までプランを立てて集中力を切らさないことが必要です。

ディフェンスの対応やオフェンスの流れから適宜必要なプレーや有効なプレーは変化するため、その時々に応じたプレーをタフであろうとも続けなければなりません。

状況や相手を見る力

試合の状況によっては、点の取りにくいエリアや点の取りにくいオフェンスの仕組みがあります。

例えば、インサイドでこちらが連続得点した後は、ディフェンスが中に寄っているためドライブやポストプレーは難しいです。

そういった時に無理に中で点を取りに行こうとすると、ターンオーバーや必要以上の体力消耗に繋がってしまいます。

そこで、一度アウトサイドシュートを増やして相手のディフェンスを広げてから、もう一度中で攻めるなどの、試合状況を見て正しいプレーを選んで効率的に得点を取ることが求められます。

また、ディフェンスがどのような守り方をしているかを見る力はあらゆる場面で必要です。

ピックプレーやカッティングでスキを突くときも、ディフェンスがどこを見ているかによって飛び込む位置は変わります。

また、

  • 3ポイント
  • ハイポスト
  • ショートコーナー

などのアウトサイドやペリメーターで合わせをする時も、なるべくフリーでプレッシャーを受けない、かつ味方もパスを出しやすい位置にタイミングを合わせて動かなければなりません。

そういったプレーは、能力やスキルよりもIQや観察力が求められます。

1つのプレーに拘らない

  • 45度からの右ドライブ
  • コーナーからの3ポイント
  • 左ローポストでの1on1

など、得意なプレーはそれぞれありますが、それに拘りすぎるとディフェンスが守りやすくなるので、得点しにくくなります。

また、バスケットにおいて駆け引きは重要であり、

  • 分かっていても止められないプレー
  • 相手が何をするか分からないから決まるプレー

があります。

前者は圧倒的な能力があってこそのプレーですが、大抵のプレーは後者です。

得意なプレー一辺倒になると、プレーを読まれて簡単に止められてしまうことがあるので、1つのプレーに拘ることはオススメしません。

また、特にアウトサイドシュートに言えることですが、試合によって好不調があります。

普段決めているプレイヤーなら3ポイントが1/10の試合があっても許されます。

仮に入らなくとも打ち続けるべきです。

むしろ打つべきシュートを打たなければオフェンスのリズムは乱れ、チーム全体に悪影響をもたらします。

しかし、フリーでレイアップにいけるような場面などは無理して難しいシュートを打たず、他に選択肢があるときはプレーを選びましょう。

同じく、『とにかくシュートを決めなければ』と拘り続けると、メンタル的にもシュートを決めにくくなるため、冷静なプレーを心がけましょう

おわりに

今回は、1試合で20点取るためには不可欠と思われる条件を考察しました。

総じて言えることは「体力が必須である」ことと「柔軟な考えを持つ」ことです。

20点取るには、どうしても時間がかかるので、タフにプレーし続けることは絶対に必要です。

また、無理をして点を取りに行こうとすると、チームのリズムは乱れ、自分が点を取ってもチームは勝てない、ということも起こり得ます。

上を目指すためには個人の活躍も大切ですが、チームの勝利のために個人の活躍があるということを忘れずにトッププレイヤーを目指しましょう。

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この記事を書いた人関野 日久関野 日久(セキノ ハルク)
関西1部リーグの大学を卒業後、現在は実業団でプレーしながらプレイヤーとしてのレベルアップを目指しています。このブログでは、高校・大学・社会人、それぞれのカテゴリーでのトップレベルの選手とのプレーの中で自身が経験した、バスケ選手としての高みに行く方法を発信していきます。
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