バスケに筋トレは必要?③~筋トレの是非について~

スキルアップ トレーニング フィジカル(身体) 関野 日久

前回前々回とバスケには筋トレが必要であるかと議題に対し、必要派、不必要派の意見をまとめ、その是非について考察しました。

今回は、いよいよ筋トレ自体の是非について解説します。

結論:バスケに筋トレは必要である

結論として、バスケに筋トレは必要であるというのが現代のトッププレイヤーたちとそれを取り巻く環境での主流な意見です。

現代バスケと体格差

競技が進化する中で、

  • ドリブル
  • シュート力
  • パス

と言ったボールの技術はある程度完成されつつあり、練習方法なども確立されています。

そのため、「十分な環境+一定以上のセンス」を持ったプレイヤーたちの上限のようなものが決まってきています(3ポイント成功率は高くとも5割を上回らないなど…)。

対して、個人によって大きな差があるのが体格です。

もちろん、バスケに置いて体格は大きくある方が優れているとされており、そのほうが有利です。

  • 身長が高い
  • 手が大きい
  • 手足が長い
  • 顔が小さい

など、こればかりは生まれ持ったものなので改善も改悪もほぼありません。

だからと言って、体格で負けている相手にはどうしようもない、と割り切って勝負をあきらめてしまう事は決して良くないことです。

そういった、変えられない体格差を埋めるために、フィジカルコンタクトを高めることに重きが置かれています。

例えば、身長で劣る相手からリバウンドを取るためには、空中戦に持ち込まないために地上で確実にポジションを取る必要があります。

また、ジャンプ力が高く確実にフィニッシュができる選手に対しては、ゴールに近づけないように体で押し出すようなディフェンスをすることが重要です。

そういった接触を強くするためには、筋トレを行なってコンタクトの礎となる体を強くする必要があります。

持って生まれた筋肉

持って生まれた筋肉量にも個人差があります

その個人差を埋める努力をせずに、そのまま勝負をするとどちらが勝つかは明白です。

努力で埋められる差は全て埋めるように努めるべきでしょう。

筋肉の増加と身体操作

筋トレ不必要派の意見として上がった

  • 動作の鈍化
  • 柔軟性の喪失

は、どちらも「体の変化と感覚のミスマッチ」が大きな原因だと考えられています。

このミスマッチに気づかず筋トレをしたことによって、体が使いづらくなったと言うイメージを持つ人も少なくありません。

実際、体が大きく変化すると体の使い方も変化するため、それに対応するトレーニングをする必要もあります。

筋トレのように重りを担いで行うトレーニングだけではなく、近年流行となっている

  • リズムトレーニング
  • ダンスやバレエなどの重心移動
  • ステップワーク

ときには、格闘技の体の使い方を練習することで、飛躍的に身体能力やフィジカルが向上することもあります。

身体や感覚は個人によって全く異なるので、何がきっかけで大きな成長を遂げるかはわかりません。何事にも否定的な感情から入るのではなく、どういった意味があるのか、この動作は自分の競技にも活かせるのではないか、など思考の柔らかさが必要です。

事実、サッカーのトレーニングや戦術がバスケに流用される時代が来ています。

おわりに

今回は、ここまで解説してきた筋トレ必要派の意見と、不必要派の意見を考察し、筋トレのデメリットとなりうる部分を解消できることを証明し、筋トレは必要であるという結論を導きました。

しかし、筋トレに偏重したスケジュールの練習を行うのではなく、バスケに関する

  • スキルトレーニング
  • チームの練習
  • ファンクショナルトレーニング
  • 筋トレ

これらを上手く組み合わせることで理想の結果に近づくことができます。

柔軟な思考を持ち、現代の情報や環境をうまく活かせるようなプレイヤーになりましょう。

次回は、NBAからバスケと筋トレの関係を考察します。

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この記事を書いた人:関野 日久関野 日久(セキノ ハルク)
関西1部リーグの大学を卒業後、現在は実業団でプレーしながらプレイヤーとしてのレベルアップを目指しています。このブログでは、高校・大学・社会人、それぞれのカテゴリーでのトップレベルの選手とのプレーの中で自身が経験した、バスケ選手としての高みに行く方法を発信していきます。