【梅原トレーナーのからだづくり哲学】自分よりちょっと上手な人と一緒に練習すると伸びる

スキルアップ トレーニング 指導者 梅原 淳 練習法

あなたは運動技術を上達させる一番良い方法を知っていますか?

いまバスケットボールの技量を上げようと、毎日熱心に練習していると思います。ドリブルスキル、シュートスキルを教えてくれる教材もいまはけっこう販売されていて、それを使って自分で試行錯誤している人も少なくないでしょう。

そういうことも含めて、もっとも良いレッスンもっとも良い教材はなんだと思いますか?

あなたにとって一番の先生は誰でしょうか。

▼運を自らの手で引き寄せる

人を成長させる一番の影響力は「環境」なんです。練習内容がなにかよりも、コーチがどんな人かよりも、時間の量よりも、一番はあなたのいる場があなたよりもレベルの高いところであることです。

レベルの高い環境に触れること、その中に入ることがあなたを鍛え、上達させてくれる最大の条件です。

だからあなたはそういう場所を探す必要があります。同じレベルもしくは低いレベルにいると上達しないとまでは言いませんが、良い環境に包まれるという最大の条件には恵まれません。

せっかくのチャンスなのですから、積極的にその影響力を使うべきです。

これを意識的におこなっている人は多くありません。偶然そうなっていたというラッキーはあります。多くの場合がそのラッキーなので、ぜひあなたは意識的、計画的に環境の力を使って自分を上達させてください。

ではどうすれば良いでしょうか。具体的に考えてみましょう。

▼一対一は自分より上手な人と

チーム練習をしているときに、あなたは誰と組んで練習しますか?

一対一をするならば誰と、走り込むときは誰と、体力づくりでは誰と組むでしょうか。それがいま話している環境です。

自分よりもちょっと上手な人に勝負を挑んでください。一緒に練習をしてください。それだけであなたは上達します。

ドリブルの技術も、シュートのバリエーションも、パスセンスも、ディフェンスの読みも、上手な人のそれが空気を通してあなたに浸透して来ます。いつも一緒にいるだけで、自然とあなたも上手になっていくのです。

人間には適応の能力があるので(生きるものすべてにあります)、上手な人と一緒にプレイしているだけで相手の動きや感覚に少しずつ慣れていきます

努力の大きさとは関係ありません。脳が勝手にアジャストしていくのです。それが環境の力です。

これからは、必ず自分よりも技量の高い人と一対一をしましょう。グループを編成するときは、そこにちゃっかり入ります。遠慮する必要なんかありません。同じレベルと組んでも向上しないのですから。

上手な先輩のグループに入れてもらってください。

▼気をつけるべきことが二つ

この環境の力について、心得ておくべき点がふたつあります。これを蔑ろにすると、マイナスとなってあなたに不幸をもたらします。

ひとつは、吸収できるちょうど良いレベルの高さであることがポイントなので、あまりレベルのかけ離れた環境はプラスにならないということです。

場合によっては、心身が辛くて意欲が無くなることやケガをしてしまうことがあり、かえって悪影響ともなり得ます。

欲張って一気にドンとはるか上へ入門するのは止しましょう。そこに環境の影響力は働きません。

またあくまで上達する意欲があるからこその環境の力であって、ただ名の通ったチームや組織に入ってそこの一員であることで自分のステータスが上がったと、不純な動機がちらつく人も稀に見受けます。とても残念なことです。

当然そういう人にプラスはありませんので、この話の意味を正しく読み取ってほしいと思います。

▼下手なプレイを見続けると下手になる

ふたつめは、適応能力というものは必ずしもプラスに働くわけではないということです。

環境による物事の慣れは、良いほうへも悪いほうへも影響します。ということはやはり上のレベルに飛び込まないと、伸びが悪いどころかあなたは下手になってしまうかもしれません。

いまの自分よりも低い位置に身を置くことになれば、どれだけ振り切ろうとしてもその空気があなたを包みます。下手なプレイの映像を観ると、自分の動きも悪くなるという研究があるのをご存じかと思います。

これは下手になったのではなくて、新しくその技術を脳が覚えたということです。習得する力のある人ほど、下手なプレイを脳と身体が吸収してしまうのですね。

絶対に自分よりレベルの低い環境にいてはダメだということです。どれだけ頑張ってうまくなろうとしても、それを環境の影響力に阻まれてしまうことになります。

こんな不幸はありません。

▼あなたに合ったレベルとは

五感で感じたものは、純粋に身体の中へ入って来ます。それを積極的に活用して、プラスに取り入れていきましょう。

ドリルを工夫するのも良いです、実績あるコーチに教わるのも良いです、身体を追い込むのも充分ステップアップしますが、環境が一番の力です。なにを考えなくても、ただそれだけで自然とうまくなるのですからね。

実際はここに投資しない人が多いと実感しています。

最近は「自分に合った場所」と言って、はじめから同程度の場所を選ぶ傾向が増えているようですが、それでは成長は見込めません。

現状に合ったレベルとはなにか。レベル3の人が3の場所に行くことではなくて、目指す4とか5のレベルに飛び込むことです。それを間違わないようにしましょう。

そうじゃないと、せっかくのあなたの意欲が台無しになってしまいます。

つねに今の自分よりも少し高いレベルの環境に入ること、そういう人たちと一緒にいることが成長の大原則です。

自分からつかまえて相手をもらいましょう。それがあなた自身のためです。応援しています。

今日も最後までお読みいただき有難うございました☆

(了)

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この記事を書いた人:梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。