1on1を守り抜くには?簡単ディフェンス術を大公開!

スキルアップ ディフェンス ヒヤマ ココロ 練習法

バスケで個々の能力が試される1on1。ワザを駆使して抜き去るオフェンスに対し、ディフェンスには粘り強さが求められます。

そこで注目したいのが、1on1のディフェンススキルです。オフェンスのように技を組み合わせることがないため、普段なんとなく練習しているだけという人も多いはず。

この記事では、1on1を抜かれないためのディフェンス術について紹介します。「あっという間に抜かれる、細かいフェイクに反応してしまう」と悩む人はもちろん「そもそもどうやって構えたらいいかわからない」という人はぜひ参考にしてみてください。

1on1とは?

バスケの1on1とは、オフェンスとディフェンスが攻守において1対1をすることです。1on1をするうえで、双方に必要なのは判断力。それにくわえ、オフェンスには突破力、ディフェンスには予測力や粘り強さなど、さまざまなスキルが求められます。

1on1をすると華々しく見えるオフェンスに対し、ディフェンスはどんなに頑張ったとしてもあまり目立ちません。そのせいか、ディフェンス練習を率先してやる選手が多くないのも事実です。

2015年以降、小中学生におけるゾーンディフェンスが廃止になったこともあり、試合で1on1をする機会がふえてきました。これからは、オフェンスだけではなく個々のディフェンススキルをのばすことも大切だといわれています。

1on1のディフェンスは戦略が大切

ここからは、1on1のディフェンス戦略について解説していきます。

1on1のディフェンス練習をしていると「ねばれ!付いていけ!」といった根性論の指導している指導者をたまに目にします。もちろん、ディフェンスに粘り強さは必要不可欠であり、選手たちに伝えたいスキルのひとつです。

しかし、粘るだけでは体力勝負になってしまい、そもそもの身体能力が勝敗につながってしまいますよね。いま大切なのは、いかにラクして確実なディフェンスをするかということ。

かしこく守り抜くためにも、ディフェンスにおける一つひとつの動きやポイントを理解して、守備をすることが大切なのです。

1on1で抜かれない3つのディフェンス術

ここからは、1on1で抜かれないためのディフェンス術を紹介します。戦略的なディフェンスをするために、以下3つのことを心掛けてください。

  • 基本姿勢をととのえる
  • つぎのプレーを予測する
  • 行かせたい方向へ誘導する

具体的にどのようなことか見ていきましょう。

基本姿勢をととのえる

1on1ディフェンスで大切なのは、いつでも動ける状態にしておくことです。そのためにも、まずは基本姿勢を整えましょう。

  • 相手との距離はワンアーム(腕1本分の距離)
  • 足は肩幅に開いてステイローをたもつ
  • ハンズアップで大きくみせる

相手との距離はワンアームです。もし距離が近すぎると、隙さえあれば一瞬で抜かれてしまいますよね。ワンアーム程度の距離があれば、たとえフェイクに引っ掛かったとしても、なんとか対応することができます。

素早いドライブへの反応やシュートチェックもできるので、相手との距離感を考えたポジショニングをしましょう。

足は肩幅にひらきましょう。また、ステイローをたもつ(腰を落とす)ことで、相手が動きはじめたときサイドステップで付いて行く準備ができます。パワーポジションの練習もオススメです。

両腕はハンズアップで大きく見せましょう。できれば、上と横に広げるのがオススメです。上にあげた手はシュートに対するプレッシャー。横に広げた手はドライブやパスに対するプレッシャーをかけることができます。

つぎのプレーを予測する

1on1ディフェンスで2つ目に大切なことは、相手のプレーを予測することです。どんなに身体能力が高い選手でも、相手が動いてから対応していては若干遅れが生じてしまいます。

ドライブ、シュート、パス……。つぎにどのプレーがくるのか予測が立てられると、先回りしたディフェンスができますよね。これはディンフェス戦略において大切なことであり、オフェンスに「やりづらさ」を感じさせるのに効果てきめんです。

また、相手のプレーを予測するには「目やお腹」を見るのが良いといわれています。日頃から「視線や身体の向き」によって判断することを心掛けましょう。

行かせたい方向へ誘導する

1on1ディフェンスでさいごに大切なのは、オフェンスを自分の行かせたい方向へ誘導することです。

先ほど伝えたとおり、オフェンスにあわせた守備をすると、どうしても半歩遅れてしまいます。だからといって、無理にオフェンスの前へはいろうとすると、ファールをとられる可能性もありますよね。

1on1では、相手に合わせて動くのではなく、自分の思うとおりに動くよう仕向けることが大切です。そのためにもディレクションをしっかりおこない、エンドラインもしくはサイドラインへ追い込むディフェンスを心掛けるのが良いでしょう。

1on1はチームディフェンスで勝つ

1on1は個々のディフェンススキルをのばすことも大切ですが、結果的にはチームの協力によって守備力を高めていくものです。

1on1でもし抜かれたとしても、うしろにいる仲間がヘルプに出てきてくれます。ときには、仲間の存在を信じて動くことも必要です。チームディフェンスを成功させるためにも、まずは個々が戦略思考でディフェンスすることが大切です。

今回の記事で紹介したポイントをコツコツ練習すれば、相手チームのスター選手を止められるようになりますよ。ぜひチャレンジしてみてください。

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この記事を書いた人ヒヤマ ココロ
バスケットボール歴5年。現役時代は主にセンターを務めていました。持ち前の体力を活かし、陸上競技や水泳、フィールドホッケーなど、様々なジャンルのスポーツを経験。全国大会や国民体育大会にも出場してきました。現在は二児の母で、ウェブライターとして活動中。このブログでは、スポーツの経験で得た基礎知識や上達するためのノウハウなど、実体験を踏まえた記事を執筆していきます。
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