【梅原トレーナーのからだづくり哲学】自分だけが決めた本当のチャレンジをしてみよう
スキルアップ トレーニング マインド(脳) メンタル(心) ライター 梅原 淳 育成法
今日はちょっとあなたに考えてもらいたいことがあります。あまりにも普通すぎる事を言いますけども、そのごく当たり前をあえて話します。一緒に考えてみましょう。
これから言う二つのワードを、ご自身のたった今に照らしてください。そしてもし改善の余地があれば、どうぞきっかけにしてほしいと思います。
そのふたつとは、
「挑戦」と「頑張る」です。
ハニャッ?って感じですよね。
人生には様々な問題があって壁が立ちはだかって波が押し寄せて、前を向いて行こうとすればどんな人でも100%必ず苦境を突き進むことになります。
平凡な家庭の人でも由緒ある名門の血筋でも、両親がスポーツで成功したサラブレッド家族でもそれは変わりません。
その人自身が目標を果たそうと前を向いたときには、例外なくその道は険しいものになります。
そんな生き方をはじめから望まないことも、現代に至っては簡単にできます。生活はどこまでも豊かになって、家柄などは一切関係なくすべての人が教育を受けられ、また世にあるどんなことでも自由に利用できますよね。
他国では、未だに身分で隔てられているところもあるようです。日本にはそれが一切ありません。だから日本はいま、なにを頑張らなくても程々で暮らしていけるちょっと腑抜けた国になっています。
レール上の勉強や部活以外で
あなたはいま、どんなことに向かって毎日を過ごしていますか。あなた自身の夢と目標です。具体的にあるでしょうか。
流れとして、保育園から小学校へ行きさらにどんどん進学していって就職するというものはあります。だからいまはもしかしたら、受験を頑張ってどの学校へ入るとか○○系の企業に入社するってことを頭に思い浮かべる人もいるでしょうけれど、そういうことではありません。
すべきこと、しなければいけないことをどれだけやっているかは、夢目標の類いではありません。それは「ノルマ」の範囲です。あなたが乗っているレールの上でのことで、必ず結果を生むものです。
ある意味それは人から「しなさい」と言われているものですから、それとは別の、誰にも何も言われず期待もされないなかで、自分から進んでいる道というのがあるでしょうか。
学校は誰でも行きます。そこでテストの成績もみんな取ろうとします。そのあと進学や就職で、当然悪いところよりは良い場所を誰でも望みます。これらはあなたが自由に決めたものではなく、教育課程のノルマみたいなものです。
それを全部外してフリーにしたならば、あなたにはいま頑張っていること、挑戦していることがあるでしょうか。
それをちょっと考えてもらいたいのです。
最後に残るものがあるか
目の前のことを省いたときに、他は気晴らしに遊んでいることくらいしか無くなってしまう人が、きっと少なくないだろうと思います。
省いてもなお、この学問を深く学んで研究したいという人、このスポーツをもっと鍛えてどこまでも突き詰めたいとか仕事にしたいって人もいると思います。
それらは本当に自分がしたいことです。
では友達とスタバでお喋りしたり、繁華街をフラついたり、スマホのゲームやYouTubeで暇を潰すことしか無くなった人はどうなのでしょうか。
そういう人こそ、現代の恵まれた日本の生活に思いきり流されています。
宿題を出され、テストで成績を付けられ、それをもとに進学先・就職先を決められ、そうやって基準からはみ出ないよう縛られているから今があります。
部活もコーチに走らされているから多少は伸びているのであって、練習も規則もユルいチームだったらなら、いまのあなたは自ら頑張れているでしょうか。
これはどこまでも成功を他者に依存し、自分の生き方は不自由です。それでも日本では多くを望まなければなにも困らず生きていけるのですが、そんな生き方で80〜100年なんて、本当に充分と思えるでしょうか。
文頭に当たり前すぎる言葉をふたつ言いましたが、本当の意味で挑戦することと、頑張ることをぜひ実践してもらいたいのです。
練習のすべてを自分で挑戦し頑張る
いま自分が頑張っているのは、本当に自分から望んでしていることですか。ここまで頑張れと人からラインを決められて(ノルマ)、引っ張り上げられていませんか。
それは頑張っているうちには入りません。まして挑戦でもありません。最低ラインをこなしているに過ぎません。その最低ラインの上下はあるでしょう。厳しく高いラインを敷かれている人は、当然それだけで目一杯だと思います。
それであってもやはり人から言われたノルマだけでは、あなたの人生は輝きません。不自由だし達成感もないと思います。これらの苦しみは、はじめに記した前を向いて歩いたときの壁や荒波の苦しみとはまったく別のものです。
そんな人はまだ壁に挑戦していないし、荒れ狂う波に立ち向かって乗り越えようと頑張ることもできていません。それは自分で決めた道を進んだときに、はじめて現れるものです。
環境も関係ありません。大富豪の御曹司でも、自分の道を行かなくては惨めな生き方になります。誰であっても一切の違いなく、人からさせられている者と自分で歩んでいる者に分かれます。
どうぞ自分の道を自分で歩いてください。今日からの部活も、また新たな決意であなたの課題に真っ向から挑戦してほしいと思います。
(了)
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