【片岡編集長】❝番外編❞パスの名手 ギリシャ代表 ニック・カレイテス(Nick Calathes)選手のプレー考察

オフェンス スキルアップ データ・情報 パス ライター 動画 片岡 秀一

番外編として、欧州で活躍する名選手のプレーを題材としたいと思います。

紹介する選手は、ギリシャ代表のエースポイントガードであり、FCバルセロナ(FC Barcelona Basketball)のニック・カレイテス(Nick Calathes)選手です。

On Ball Screenをオフェンス戦術として活用する際、NBA・B.LEAGUE・FIBA国際ゲームのハイライト映像のように、なかなか綺麗に決まらないケースでモヤモヤされている方も多いのではないでしょうか。

要因としては、様々なケースが考えられます。

例えば、スクリナーのスキル、周りの選手のスペーシングの問題、ドリブルで突破するスキルの欠如、スクリナーに自分のマークマンをHitさせるスキルの欠如等が挙げられるでしょう。

重要なスキルの1つとして、そして、ユーザー(ハンドラー)からROLL(DIVE)をした選手へのパススキルも挙げられると思います。

本記事では、その成功事例の一例を深掘りし、読者の方の発想を拡げる事を目的とします。

1、プレーの流れ

FCバルセロナに復帰したパウ・ガソル(Pau Gasol)選手とのピック&ロールが題材です。トランジションの流れで、一度、ゴールへのアタックを試みます。抜ききれなかった為にやり直し、一度、3Pエリアの外に出ます。そこで、ガソル選手とピック&ロールがスタートします。

ールマンディフェンスがUnderをしました。ガソル選手がROLLをするスペースと合わせ、ボールマンディフェンスの選手は身動きが取れません。それを察知し、インサイドのディフェンス選手がニック・カレイテスにマークをします。

ンサイドのディフェンスが外側におびき寄せられた隙を見て、ニック・カレイテス選手よりゴール下へパスが通されました。

2、ポイント

こでは、インサイドのディフェンス選手とニック・カレイテス(Nick Calathes)選手との関係にフォーカスします。

ピック&ロールでUnderをした際、ROLLを狙うガソル選手とのポジション争いの影響で、ボールマンディフェンスは対応が遅れました。ニック・カレイテス(Nick Calathes)選手がゴール方向へ向かう中、インサイドのディフェンス選手が立ちはだかりました。

ークをした最初のタイミングでは、インサイドの選手がバウンドパスのコースも潰していました。ゴール下のアリウープ等の可能性もありますが、少し難しいシチュエーションとなります。

こで、ニック・カレイテス選手は、ドリブルからボールをキャッチし、シュートをする素振りを見せました。その瞬間、インサイドのディフェンス選手はシュートチェックをすべく、手を上げ、身体の重心が高くなりました。その瞬間、ニック・カレイテス選手は、そのままの姿勢でバウンドパスへと素早く移行しました。

ボールの位置に注目しましょう。シュート動作の流れで、高い位置からそのままバウンドパスをしています。

3、まとめ

しここで、シュートフェイクをしてから脚を踏み直し、お腹の前からバウンドパスをしたとしたらパスは通ったでしょうか?問うまでもなく、パスコースは潰されていたのではないかと思います。

このように、ピック&ロールからROLL(DIVE)をした選手へパスを通す際には、相手ディフェンスとの駆け引きに加え、一連の動作の中での的確な判断とパスの出発点の豊富さ、行先の豊富さが非常に重要になります。

(ワールドカップでのニック・カレイテス選手のハイライト)

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この記事を書いた人:片岡秀一片岡 秀一
株式会社アップセット所属。GSL(ゴールドスタンダードラボ)編集長として記事の製作、編集、各種のイベントなどを多数実施。近年は『Basketball Lab』にて記事執筆と編集、『バスケセンスが身につく88の発想 レブロン、カリー、ハーデンは知っている』・『バスケットボール戦術学』などで編集協力として関与。トーステン・ロイブル氏を講師とするEuro Basketball Academy Coaching Clinicでは事務局を務める。活動理念は「バスケットボールに情熱と愛情を注ぐ人の、バスケ体験の最大化」・「バスケ界にヒラメキを作る」。JBA公認コーチライセンスC級保有(2021年3月にB級を受講)