【梅原トレーナーのからだづくり哲学】 コロナ渦の時間をプラス材料にする人は成功する

スキルアップ 指導法 梅原 淳 育成法

こんにちは梅原淳です。いつも読んでいただき有難うございます。

先日配信した読者Q&Aで、ご本人からのお返事が届きました。たいへん心温まるメッセージでした。これからもささやかに読んでくれるあなたを応援していきます。

身体づくりの質問や、学校・部活動などでのお悩みなど、迷うことがある方はぜひメールを送ってください。どんなに些細なことだと思っても、積極的に知識や参考意見をひとつの情報として手に入れる習慣をつけてください。

知識は自分で考える材料です。黙っていても入ってくるものではありません。学校で先生が勝手に教えてくれるものでもありません。情報は自分から調べるものです。

重要な情報とは、なんとなくスマホを開いて画面に出てくるトピックとは違います。SNSでもたくさん勝手に流れてきますが、あれはコマーシャルです。それをクリックして閲覧しても、あなたにとって価値を生む内容ではありません。お金を使ってもらうための単なる広告なのです。

情報とはつねに、自分から手を伸ばして取得しようとした場合につかめます。本でも映像でも、自分から調べることではじめてハテナが解消されます。教えてくれる人がいるなら、聞いてみれば良いのです。

不肖私の本レポートでも門戸を開けています。質問を送る窓口が記事の一番下に書いてあるので、あなたの質問をどうぞ送ってください。私のできる精一杯で回答します。

部活自粛中にある人にちょっとしたアドバイス

さて、今回の本題です。

関東圏は多くの自治体で部活動が禁止されています。ひとまず県立の学校は、停止しているところがたくさんあります。

私の住む埼玉県も、いま県内の公立はみな部活ができません。これが変わるのが、緊急事態宣言が解除されてからの動きになります。すぐに全面的にゴーサインが出るとも限らず、解除後も部活制限が続くかもしれません。

昨年に続き二度目の禁止で、もう関係者はきっと皆嫌気が差しています。いい加減、心が弾けて「もうや〜めた」と、部活動への意欲を失ってしまう生徒やコーチも出てくるかもしれません。

だからこそ、そんな気持ちの落ち込みに負けないような行動を自分から起こしましょう。

立ち止まると魔が差します。頑張ろうとする志が一気に萎えていきますから、断固動きを止めてはいけません。いまこのときこそ自主練が超重要な局面です。

部活ができないから自主練をするんじゃありません、自分の大切な意欲と元気を失わないために、良い青春期を絶対におくるためにこそ、自分一人で取り組むのです。

できることが少ないから飽きるとかやる気が出ないという人は、普段の部活動やスポーツクラブと比較するのをやめましょう。

自分で行える鍛練について、期限付きでとにかくそれに集中することです。割り切って「今月はコレ!」と的を絞って、徹底的にそのひとつふたつの強化をします。

たとえばスタミナづくりなどがあります

簡単にかつ現実的に言えば、体育館やグラウンドを使わせてもらえないとすれば、運動可能な場所で行える鍛練は限定されます。限定されるから物足りないではなくて、いまはそれだけが頼りなのですからできる内容に全力でアタックしてください。

外を走ってスタミナをつけるのならば、いままでは練習の付け足し程度に走っていたものを、距離や時間の目標値をグッと上げて自衛隊かと言うくらいに持久力を伸ばしましょう。

簡単には記録は伸びません、やはり時間が掛かります。ちょうど良いです。本気で取り組まなくてはいけませんから、思い切り充実するし後々の再出発後にそこで得た能力が大きく役立ちます。

身体づくりをするのであれば、一ヶ月で今までに無いほど死ぬ気で身体に負荷を掛けて、最高の肉体づくりに励みます。筋力も身体の太さも俊敏性も、足の素早いさばきだって手に入れられます。競技に直結する体力要素はたくさんあります。

たったひとつでも良いですから、この数週間から一ヶ月の間をすべてそれに費やしレベルを上げてください。

いまこそひとつに集中するとき

つまりものは考えようで、現状は決められたとおりで動くしかありませんから、その条件を活かすことを考えるならば、いまは目標を一点に絞ってただひたすらその研鑽に努める時間がつくれるのです。

以前と時間の使い方をガラリと変えましょう。ずっと同じように考えていてはなにも行動できません。条件がまるで違っているのですから。

どんな情況でも、いまを味方にする人はつねに有意義な時間を過ごせます。足が止まらずちゃんと結果も出し続けます。伸び続けるということですね。

いまはまさに、ひとつのことに特化した時間をつくれるときです。他のことはしなくて良いのです。自分で育てたいと思う技量を、徹底的に追求しましょう。

落ち込みを極力少なくするなんて考えではマイナス思考です。自分で伸ばしたい能力を短期集中で叩き込むチャンス。熱中するチャンスです。

思いきってトライしてください。応援しています。

(了)

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この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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