【片岡編集長のレポート】On Ball screenのDF(DF側の視野)

オフェンス スキルアップ ディフェンス ドリブル パス 動画 戦術 指導法 片岡 秀一 練習法

直近の2記事では、On ball ScreenのDFでDropを選択した際のDFの攻防を紹介していきました。

スクリナーがPOPをするかROLL(DIVE)をするかという要素が一つ、もう一つはオフェンス側のスペーシング、各選手の特性などが影響してきます。

DF側の戦術遂行力や、日本代表チームの見事な状況判断の事例を紹介できたのではないかと思います。

1.DF側のミスについて

ここで、実際にコーチングをする際のアプローチについて考えていきたいと思います。

戦術が高度に発達した現代バスケットにおいて、オフェンス側も、相手DFが守りにくい、かつ、幻惑させるような布陣を用いてきます。

過去2回の日本代表チームのように、DFの動きを見た上で、相手DFにとって最も手が届きにくい場所へとボールを飛ばしてきます。

また、そもそも、複数パターンを用意する事で、選手側も困惑し、DFにおけるミスをしてしまう事もあるでしょう。

コーチとしては、どのようなアプローチ方法があるのでしょうか。

2.アプローチをするフレームワーク

まず、考えたいのは、複雑な事象を解きほぐし、シンプルな構造に落とし込むコーチ側の力量です。

オフェンス側が複雑な展開を用意したとしても、DF側としては、それらを構成する因子を的確に捉え、単純な構造に落とし込むことが必要です。

もう一つは、DFのミスに対するアプローチ方法ではないかと思います。

以前、日本に来日をしたスペイン人のコーチは、非常に明確なフレームワークを持っていました。

選手のミスに対し、仮に、何かコーチとして選手に対してアプローチをする場合、何を、何処まで取り上げるのかを質問したことがあります。

そのコーチは、「年代や時期にも関係するが、基本的には一つ一つのミスに対して叱責をする事はない。

選手にミスをさせ、学びの機会を提供する事がコーチの仕事である」と語ります。

「それでも、あえて、選手にフィードバックを与えるのであれば、視野、発想、実行の3段階で考察をする。つまり、そもそも視野が悪く、必要な情報を捉えていないがゆえに悪い判断をしたのかどうか。次に、見えていたのに、発想や狙い方が悪かったのか。最後に、視野、発想も良いのに、実行のスキルが乏しいがためにミスをしたのか。それらを順番に考えていく」と紹介してくれました。

豪代表チームを見ていても、on ball screenがセットされる瞬間、残り3選手は視野を広く取り(視野を確保できるポジションに移動もし)、チームのルールに則って、迅速に動いています。

どんなに発想力がある選手でも、どんなに瞬発力のある選手でも、コートの状況が正しく把握できていなければ適切なDFをする事は難しくなるはずです。

DFにおいて筋持久力や足腰の体力は非常に大切です。

DFフットワークも、それらを鍛えてくれる素晴らしいドリルがバスケ界には数多く開発されています。

反面、各DFにおける「視野の確保」・「適切な視野を確保する方法」は、そこまで指導されるケースが多くはないのかもしれません。

「DFにおける視野」のレベルアップをする事で、チームのDF力向上に一定以上の成果を挙げると信じて疑いません。

 

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