【レビュー4】ドリブルからシュートに移行しやすい事もメリットの1つ【新着情報】
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今回は、諸外国のシュートフォーム事情について考えてみたい。
確かな証拠があるわけではないが、バスケットボールに競技として取り組む国の中、ツーハンドの文化が残っているのは日本と一部の東アジア地域に限られると聞いたことがある。
その理由は定かではない。
単純に、合理的な理由からワンハンドが選択されてきたのではないかと筆者は考えている。
その理由とは、前回記事でも記載をした項目となる。
つまり、チェックされにくい、左右のブレへの対応、打点の高さがある。
そして、ドリブルからシュートへと移行しやすい事がメリットとして挙げられるだろう。
『バスケセンスが身につく88の発想 レブロン、カリー、ハーデンは知っている』の34章「新たなテクニックを受け入れる」に下記のような記述がある。
今日の日本では、男子プレーヤーのほとんどがワンハンドショットを放つ。
しかし、1950年に至るまで日本人プレーヤーはツーハンドショットを用いていた。
ワンハンドシュートは、アメリカの技術として紹介されていた。
しかし、手の大きなアメリカ人だから成せる技として捉えていた。ワンハンドショットを導入することは無かった。
潮流の変化は、1950年にハワイから来日したチームに端を発する。
彼らは日系二世で構成されていた。体格としては当時の日本人と同じである。
しかし、ワンハンドショットを用いてゲームを展開していた。
その姿が日本人選手には衝撃的だったという。
この経験から、ワンハンドショットに挑戦する人が出てきたという。
イノベーションを阻害したのは身体能力ではなかった。
思い込みであったというわけだ。
さて、ここまで、ワンハンドシュートをイノベーションという位置づけで語ってきた。
ツーハンドシュートはワンハンドシュートよりも優れているという前提と捉える方もいるかもしれない。
筆者の考えは冒頭に記載した通りである。
冒頭、日本を代表とする東アジアの国しかツーハンドに取り組んでいないとも書いたが、日本の女子代表は国際大会で一定以上の戦績を残している。
その為、もしかすると、ツーハンドシュートにも大きな利点が潜んでいるのかもしれない。
今後、定量的、定性的な分析が進む中で明らかになっていくだろう。
そして、ツーハンドシュートが完全に姿を消す事も勿論考えられる。
いずれにしても、コーチや選手としては「ワンハンドシュート」という選択肢を持ったうえで取捨選択をして決断をする事が必要だろう。
極めて消極的な理由、つまり、ワンハンドシュートを諦めてツーハンドにしたのであれば、それは残念な話である。
ドリブル、パス、そしてDFであれば、多くのコーチは上達する為の道しるべや、手順を選手に提示できる事も多い。
しかし、シュート、特にワンハンドシュートに関しては、確固たる理論を持っている人も少ないのではないか。
女子選手にワンハンドシュートを教えるとあらば尚更だ。
その視点でも、本映像教材を通じてワンハンドシュートの確固たる理論を把握する事は非常に重要だと感じる。
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方法として把握する事に大きな意義があると感じる。
バスケットの展開。長く、鎖国。言語的な部分。国の影響もある。
動かしがたい事実。今はチャンス。氷解していく必要性がある。
正しい目標を定めて突き進む未来を獲得。楽しい。コーチ。
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