【梅原トレーナーのからだづくり哲学】 トレーニングレポート No.138「強いドライブはコンタクトにも強い」
こんにちは、梅原淳です。
私はドライブについて、現場で起きている生の情報を届けようと思うときに、誰も言わないスピード、突破力をもっと上げることができるといつも考え、その方法と問題点を示しています。
ここのレポートでも、ドライブがドリブルとのかみ合わせによって良くも悪くもなっていることを書いてきました。
そして力が強く解き放たれるドライブを身につけると、じつはコンタクトにも負けなくなります。
筋出力を妨げる原因が取り除かれましたから、引っ掛かりが無くなりドン!と大いにパワーを発揮することができるためです。
スムーズにからだを使えるということは、そこまで利点が大きいのです。
ドライブの速さで大きく変わる
ドリブルと走ることのリズムが合うと、気持ちよくドライブが走ります。まずドリブルのリズムをしっかり覚えて、そこから走りと調和させていきます。
ほとんどはリズム感です。日本的に言えば「間」ですけども、走りとドリブルに一致する間があるので、それを見つけることで出力の強いドライブは完成します。
そこを見つけるために、日々訓練します。
スピードが上がるのは足がよく動くからですね。動かしやすい足はキック力があり踏ん張りも強いので、その面でまずコンタクトが必然的に強くなります。
さらにドリブルも気持ちよくパンチできているのならば、上体が起きている(背筋が伸びている)ので柱も立っています。柱とは背骨のことです。
腰や背中がつぶれて丸くなった苦しい体勢で、身体的接触はまず行えません。縮こまっていては外側へ力など出ませんよね。ドリブルが悪いとこうしたことも落ちていくのです。
動きを教えただけで
さて、それでは練習の様子を見ていただきましょう。
はじめて教えて、みんなとても習得力が高く、もちろん苦戦しつつそれでも多くない時間で充分な変化がありました。
教材用の動画ですので、一連のトレーニングをすべて撮ってはいません。余裕のあるときに撮影したもの、その一部分のみ断片的に公開しています。
したがって本レポートの内容をすべて網羅したものではありませんので、そのへんはどうかご了承下さい。
縦に力強く走り抜けるダッシュの場面です。なんだか一見するだけでも、コンタクトが強そうに感じられませんか?
スピードと当たりの強さは重なる部分があり、その一致点を鍛えると一石二鳥で技量が伸びていきます。
これはドライブ練習全体(2時間ほど)の、中盤から後半に掛けてのものです。ちなみに筋力トレーニング的なものは一切おこなっていません。
動きの練習のみです。
新しい視点を目指します
今回もちょっと変わった角度から、バスケットボールおよびからだづくりを紐解きました。
現場の生情報、理屈ではなく結果、世に出ない思考で多くの人に変わるきっかけを後押ししようと思っています。
また面白いレポートを用意しますので、どうぞお楽しみに。
全員成長!!
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