【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.107「体のどこでジャンプするか」
こんにちは、梅原淳です。
夏休みにおこなった疑似合宿の一コマで、ジャンプのシーンが撮影されていました。
今日はそれを見ながら、さらなるジャンプマンを目指していきたいと思います。
ジャンプというと、あなたが知る体の動きはどんなものでしょうか?
体のどこを使ってジャンプをおこないますか?
もちろん「あし(脚・足)」ですよね。
あしで地面を踏ん張ることで、ビョンと跳んでいるはずです。
では次の動画を見てみましょう。
彼らの動きから、あしに強い踏ん張りを感じるでしょうか。
もちろん人によって動きは様々ですから、その通りの人もいると思います。
でも全般的に見て、どことなく「あし」ではない力を感じませんか?
彼らは自らの体を駆使して「全身」で跳んでいます。動きがダイナミックですよね。
あしだけに限定せず、全身で一つの体という基本に立って、すべてを使って跳ぶ動作をおこなっているのです。
選手たちが呼ぶところの「梅トレ」では、このジャンプを徹底的に訓練します。映像は男子高校生ですが、これが女子でも変わりません。小学生や中学生でも一緒です。
動作はより大きく躍動的に。この大きくというのは、ただオーバーアクションでということを言っているのではなくて、できるだけ体全部を使っておこなうという意味です。
走ることも、跳ぶことも、投げることも、振り向くことも、しゃがむことも、あらゆる運動は体のどこか一部だけでおこなうのではなく、全身で動作することでパフォーマンスが上がります。
それは、ただ導入される筋肉が増えて出力が上がる、ということではありません。技術面でも機能的に限度のある単一部分で動作するよりも、複合にして動作したほうがより高度な運動が行えますね。
遠心力、反動、しなり、重心移動といったように加わる能力が増えますから、より高いパフォーマンスを引き出すことができるわけです。
このジャンプでは、とくに「バウンド」と「上半身の伸び」を強調して訓練しています。身長が170-175cmあたりでも、余裕をもって楽にボードを触ることができます。
映像を見て真似するだけで充分覚えられますので、ぜひこれらを参考にしてジャンプ能力をさらに伸ばしてくださいね。
子どもでもスマホ片手に映像を見ながら自主練習ができるなんて、すごく便利な時代になりました。
運動能力は自分でどんどん伸ばせます。動き方のコツを見つけて、運動技術能力(アスレチックスキルズ)を益々身につけていってください。
これからも応援しています!それでは今日はここまで!
(了)
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