【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.104「體を高速回転で方向転換する技術」

オフェンス スキルアップ 梅原 淳

こんにちは、梅原淳です。

私は広い領域で言うと身体づくりのコーチであり、世間ではストレングス・コーチだとかフィジカル・コーチと呼ばれますが、その身体づくりとはどのようにするの?どういった意味なの?と問われれば、いま流行りの呼称であるパフォーマンス・コーチかもしれないし、バスケットボールはじめスポーツ的運動技術のファンダメンタルを指導するスキル・コーチとも言えるかもしれません。

ここのレポートでも、単純な筋肉づくりのトレーニング方法よりも、身体操作を上達させるための訓練方法や體の使い方のコツを多く紹介しています。

なぜなら運動技能を向上させることがトレーニングの意味するところだと考えているからです。いや実際は私の考えではなくて、客観的な事実ですね。

今回もひとつの運動技術についてヒントを提示しますので、ぜひ訓練してご自分の技術にしていただきたいと思います。

技術を文字で理解する

今回は「素早い振り向き方」すなわちスピンの技術です。一般的にはロール・ターンと言われます。

ゴール下のシュートの場面において、いわゆるピボットを行う際にアレンジを加えて身体の回転でディフェンスを出し抜きます。スピンができるとピボットが冴えます。

またドリブルでディフェンスを交わして抜き去る場面においても、後ろ回りで進行方向を変えることがあります。

どちらも高度な技術のひとつと言えるでしょう。

體を回す動作や向きを変える動作を素早く鋭くパフォーマンスするためのコツを、今日は文字でお伝えします。

レッスン動画が無いという理由もありますが、いちばんは大事な要点を明瞭に示すためです。

運動の技術習得は、頭の理解においてすごく簡単です。私はいつもレッスンで明確にポイントを示します。選手たちは大体聞き流してしまうのですが、本当ははじめに重要な点をちゃんと示しています。これが聴けている選手はすぐに上達します。

摩擦を消す

スピン・ムーブを習得するコツはふたつです。

  1. 床から足を浮かせる
  2. 股関節を回す

速く回る秘訣は體の位置を変えないことなので、その場でクルッと體全体を振り向かせることで揺れ(ブレ)が起こりません。

揺れずに回るには下半身を回すことが、ひとつにあります。下半身とは詳しく言えば脚を回すこと、さらにそれは膝とつま先を回すことです。

股関節を回せば脚全体が向き直りますので、膝もつま先も並行して同じ方向を向くため、そのように説明しました。

まずは脚(下半身)が回るように訓練するのですが、そのときに実感するのが床の摩擦です。

少なからず踏ん張っていますし体重が掛かっていますから、床とシューズの間に摩擦が生じます。

それをできる限り消す技術のある人がスピンの上手な人です。

ドリームシェイク

言葉では難しそうに思うかもしれませんが、どうぞ取り組んでみて下さい、摩擦を減らすことはさほど難しくはありません。下へ掛かる力を一瞬消せば良いだけです。誰でも出来ます。

踏み出す足と回る動作を同時には行いません。上手な人は同時に行っているように見えますが、実際は先に回っています。つまり脚をクルッと回転させてから踏み出しています。

この手の動作が鈍い選手は、體の向きを変えることを大事に考えていないためにうまくいきません。脚の回転を磨けば、誰でもスピンはできるようになります。

私のレポートでは珍しいことですが、今回YouTubeでヒントになる動画を探してみました。私のレッスン動画ではありませんが、よろしければ参考にしてみてくださいね。

  • アキーム・オラジュワンのドリームシェイク
  • NBA 2019年シーズンのスピンムーブ特集

それでは今日はここまで。

あなたのご活躍を、これからも全力で応援しています!

(了)

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この記事を書いた人:梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。