【片岡編集長】FIBA-OQT決勝「リトアニアvsスロベニアより2」

オフェンス スキルアップ 動画 片岡 秀一

※本稿の執筆は、日本vsスロベニア戦を迎える前の7/25となります。ご了承ください。

さて、前回よりFIBA OQT(オリンピック最終予選)リトアニア会場の決勝戦となったリトアニアvsスロベニアの試合より、ドンチッチ選手のプレーに着目して取り上げています。

以前にも本記事で注目の対戦カードとして紹介。結局、試合としてはスロベニア代表が見事な試合運びで東京五輪への出場権を獲得しています。

そして、男子日本代表チームと同じ予選リーグに組み込まれ、7/29(木)に対戦をします。

多くのコーチの方やバスケファンの方が、日本vsスロベニアを振り返る際の着眼点の参考にしていただくこと、及び卓越した判断力を持つドンチッチ選手の魅力が伝われば幸いです。

今回は、上記の試合でも有効に機能した「スペインピック&ロール」の攻防に焦点を当てて、考察していきたいと思います。

1、プレーの構図と流れ①

回の記事では、ドンチッチ選手のゴール下への侵入を許してしまいました。今回は、X5の選手が後ろ方向からのスクリーンを交わし、ドンチッチ選手をマークしようと試みます。

こで、ドンチッチ選手がX5の選手が自分のマークをしようとしていることを察知します。

無理にゴール下に向かうのではなく、ドリブルを止めストップからシュートを狙います。

決して簡単ではないステップですが、ドンチッチ選手の視界や態勢は乱れません。

こで、コーナーのDFをする選手がマークに来ていることを察知し、直ぐにコーナーへとパスを出します。結果、ノーマークでシュートを打つことに成功しました。

2、プレーの構図と流れ②

次の場面では、X3の選手がドンチッチ選手を止めるべく待ち構えます。

X5の選手は、5の選手がゴール下へと飛び込んでくるプレーを警戒し、パスコースを潰さんとします。

こでドンチッチ選手は、X3と自分にある距離に着目します。

マークをしようと試みるディフェンスを逆手に取り、華麗なスピンムーブでリング下へと迫りました。スピンの後にも非常に見事にボディバランスを保ち、シュートを沈めました。

3、総括

回の映像は、前回の記事と時系列での映像となっています。

綺麗にゴール下まで侵入された教訓を生かし、リトアニア側としては各選手の役割を明確にし、ドンチッチ選手の突破を阻止しようと試みました。

しかし特筆すべきは、その際わずかに生じた隙を見逃さず的確な判断力を見せたことです。

  • 味方にパスをするケース
  • 自分で仕掛けるケース

チャンスを見逃さず、チームの得点へと繋げました。

ハイライト等で見ると分かりにくいので、一つの試合を通じて観戦をお勧めします

リトアニア側の対応、及びドンチッチ選手の一歩先を読む判断力が滲み出ている素晴らしい攻防を見ることができます。

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この記事を書いた人:片岡秀一片岡 秀一
株式会社アップセット所属。GSL(ゴールドスタンダードラボ)編集長として記事の製作、編集、各種のイベントなどを多数実施。近年は『Basketball Lab』にて記事執筆と編集、『バスケセンスが身につく88の発想 レブロン、カリー、ハーデンは知っている』・『バスケットボール戦術学』などで編集協力として関与。トーステン・ロイブル氏を講師とするEuro Basketball Academy Coaching Clinicでは事務局を務める。活動理念は「バスケットボールに情熱と愛情を注ぐ人の、バスケ体験の最大化」・「バスケ界にヒラメキを作る」。JBA公認コーチライセンスC級保有(2021年3月にB級を受講)