【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.103「腰を落とすタイミングでストップ能力がわかる」
こんにちは、梅原淳です。
今回は先日おこなったトレーニングでの様子を、動画で見て頂こうと思います。
何気ないスクワット要素を用いたトレーニング種目ですけれども、ふたつの選手の動き方に大きな感覚の違いがあります。
これは私がストップ動作や踏み込む動作を教えるときに、決定的な影響を与える代表的なものです。
まず一人の選手のトレーニングをご覧ください。
単純なスクワット動作をオリジナルに改良して、ランジ要素を入れておこなっています。お相撲さんの四股踏みの格好ですね。それをさらに回転しながら行います。
ではこれを踏まえて、次の動画を見て頂きます。
どうでしょうか、なにか違いを見つけられるでしょうか。
ヒントを言うと、最初の選手が上手に踏めている動きで、二番目があまりよろしくない動きです。先に良いほうを見てもらいました。
見てもらいたい箇所は、踏み込んで足を着いたときの「しゃがみ方」なんです。
二番目の動画では、選手は床に足を着いてからしゃがんでいます。もう一度よく見てみましょう。動作が①着地②しゃがみと二段階になっているのが分かると思います。
この動きだとぎこちない途切れた動作、プレイになってしまいますね。スポーツは瞬間的な変わり身の連続なのですから、途切れた動きや何段階も分かれた動きというのは技量的に未熟ということになります。
実はこのようなスポーツ選手は多くいます。だからこのレポートで公開するわけです。今回の話は重箱の隅を突くような小言ではなく、超重要な中心的運動課題と言えるのです。
踏み込みが上手な人、着地が上手な人は、足が床に着く前からしゃがみこみを始めます。足を落としていきながら同時にスクワットもおこなって、着地としゃがみを同時に行います。これが上手な踏み方、止まり方の運動技術です。
今度の練習ですこし気に掛けてみてください。
それでは今日はここまで。これからも全力で応援しています!
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(了)
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