【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.98「跳ぶ感覚を真逆にしてみよう」

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今日はズバリ、ジャンプの極意をお話します。

極意なんて言っても、それほど大それたものではありませんが、ジャンプを苦手だと思っている人はこの話が目からウロコになるかもしれませんよ、という内容です。

動画も交えて、はじめに「ズバリ」と言いましたので短くすっきり解説しましょう。

多くの人の持つ「跳ぶ」の動作感覚は、地面を強く蹴ることだと推察されます。運動生理学の書籍それからスポーツ指導に関わるハウツー本などには、ほぼ100%と言えるくらいそう書いてあるからです。

それを思いきってひっくり返してみましょう。

今日からは地面を蹴る(押す)ことをやめて、その反対へ力を加えてください。

地面と反対なのだから?

そう上です。

天井や空へ向かって力を加えます。

どうやって?

自分を押して、です。

下から上に向かって自分の体を押して下さい。

あなたは地面を押しているから跳べません。跳ぶ方法は「あなた自身を上へ押す」ことです。

少し勘の良いかたはここで「さては、ただ言葉の使い方を替えただけだな?」と察したはずです。

その通り、理屈は一緒です。

でもこの表現の変化がポイントで、力学的に大きな違いはありませんが、運動する人間の感覚としてそのほうがジャンプの作用を発揮しやすくなるのです。

一度動画をご覧ください。一般的な地面を押すジャンプを撮影しています。

私たちは跳ぶ行為は誰でもできます。なにも意識しなければ、地面を踏みしめて膝で下へ押して体を持ち上げようとするでしょう。

これを意識的に真逆の動きへ転換させます。

下から上へ伸び上がるように体を使ってジャンプします。そのための具体的な方法は、自分の「お尻を下から突き上げる」ことです。

それを練習している様子をご覧いただきます。

これらはすべてお尻で上に突き上げる動作でジャンプしています。

これが少しずつ実っていくと、踏み込んで反動をつけたり、ボールを使ってできるまでに上達します。

地面を押すジャンプより、空中への伸び上がりが軽くなってさらに勢いもありますよね。

私のレッスンではこのように、下へ押すという動作感覚から、真逆の上へ押すことにぐるっと反転させて、身軽で伸びのあるジャンプを手に入れています。

どうぞ参考にしてください。

それでは今日はここまで。これからも全力で応援しています!

(了)