【武学籠球】指導者視点の学びとは?

スキルアップ 坂口 慎 指導法 育成法

みなさん、こんにちは。
慎です。

前回は
「バスケットボールを普及させるには?」
というテーマでお話をさせていただきました。

普及には選手を育成することも必要ですが、
「指導者の育成」も必要であり、
そのためには選手たちに
「選手視点の学び」だけではなく
「指導者視点の学び」も必要だ
というのが僕の考えです。

今回は
「では指導者視点の学びとは?」
について具体的にお話していこうと思います。

よろしくお願いいたします。

指導者視点で学ぶにはどうすればいいのか?

答えは簡単で、
「指導者を経験する」
ということです。

ではどんな風に指導者を経験させてあげればいいか?

「誰かに教える」

前回練習でやったことの復習として
誰か一人やグループを作ったりして指導者役を決めて指導してもらいます。

グループを作れば、講師役、補助役、撮影役など
いろんな役割で協力してやれるのでおすすめです。

また、前回やったことでなくても
1週間前にテーマを伝えておいて、それについてグループで調べて
どう指導していけばいいかを考えて1週間後に指導してもらう
というのも良さそうです。

また、ただ指導してもらって終わり…だともったいないので
終わったら選手側の人たちから振り返りの感想をもらったり、
改善点などをもらうとさらにいいですね。

せっかく行動したもののフィードバックがなければ
曖昧な学びとなり、糧となっていかないので注意です。

「実際に指揮を執ってみる」

指導者は試合だと指揮を執るのでそれも経験させてあげます。

練習でただ5対5をして
指導者の方から指導を受けるだけではもったいないので
一人指導者役を決めて、練習の5対5でも
「どうやって勝つか?」を考えながらやってもらいます。

  • 選手への声がけ
  • タイムアウトのタイミング
  • タイムアウト時の作戦指示

など最初はかなり難しいと思いますが、
これをしっかりと経験できると選手のときにも役に立つと思います。

ここでも試合が終わったあとに選手側の人たちから
振り返りをもらうことは忘れてはいけません。

言葉で表すのは簡単ですが
やるのはすごく難しいと思います。

うまくやれるのに3ヶ月くらいは要するイメージがありますが
慣れてこれば非常に質のいい学びになっていくと思うので
ぜひやってみてください。

選手に丸投げではなく、
どのような流れでやれば円滑によりよい学びとなるかは
ぜひ指導者のみなさんにシステムを組んでいただければと思います。

ちなみに僕がやっている「武学」では
指導していくのが当たり前なところがあるので
学んだことはすぐに指導員として指導してく機会を作り、
どんどん学んだことを実践へと落としていきます。

そうすると自然に内容を覚えますし、
自分のできないところも明確になるので
非常に重要だと感じています。

難しいのは承知ですが、ぜひやってみてください。

それでは今日も読んでいただきありがとうございました。

この記事を書いた人:坂口慎坂口 慎
大学時代に出場したインカレで当時優勝した日本大学に手も足も出ず、バスケの世界から引退しようと決めた。その後の恩師との出会いで、武術とバスケを掛け合わせるという試みでバスケを再開。人の本質を追求した武術をバスケに応用することで根本から動きが改善し、その成果を体系化して日々Twitter、Youtube等で発信している。
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