【梅原トレーナーのからだづくり哲学】 緊急提言!ぼくらの部活はコロナ渦を耐えられるのか(上)

スキルアップ チーム作り 指導者 梅原 淳

※今回のレポートは、国民みんなで考えねばならぬ切実な問題であり、単に自粛だ解除だの段階ではもはやありません。

全員がまさに当事者であり、なにか「させられている」といったような被害者感覚はもう捨てて下さい。

関係ないのにとばっちりを受けているのではありません。あなたがいま、真っ只中にいるのです。

どうぞ率先して努めてください。

梅原淳 拝

(本題)

先だって不肖私のblogにて、少し書かせていただいた。

なにをと言えば、もちろん全世界がたったいま苦しみ抜いているコロナについてである。

まさか、この期に及んでまだ「暇になっちゃったなぁ」「また自粛かぁ、まあしょうがないや」などと気楽に構えている人はいないだろう。

これを読んでいる方々は、バスケットボールなどスポーツ活動という共通項があるはずだ。年齢は成人から未成年まで色々であると思うし、そうであれば肩書きも様々だと思う。

ただひとつ、部活動やクラブチーム等でスポーツに携わる人であることは、皆が一緒だと思われる。

その私たちの話をします。

▽活動が出来なくなることを止めねばならない

いま、東京を中心とする隣接県で再度の緊急事態宣言となり、休校は求めずとなったものの、部活動は大会の中止や活動自体の禁止とする自治体が出ている。

これは昨年一回目の緊急事態宣言のときと同じだ。一回目のときは休校だったので当然部活動もしなかったわけだが、今回は休校とせずとも部活動自粛で動く学校が多い。

自治体レベルで、県や市から中止を指示するケースも見られる。

これを、あなたはどう捉えているだろう。

またか、と思う人が大半ではないだろうか。完全に私の憶測の域だが、気持ちに余裕をもって二回目を受け入れている人は、なかなかのメンタルタフネスだ。

たった二回目ですか?まだ二回目と言えますか?

これはなにを意味するかというと、このままでは部活動中止と大会中止が、この先も幾度となく繰り返されるということだ。

先を見ない場当たり的な人生の歩き方は、案の定このような事態を招き入れる。二回目ですら、もう大変な事態であると認識したい。

▽度を超えたコソ練が社会全体を締め付ける

皆が我慢も限界になって、秋から年末にかけてはコロナ対策の意識も薄れていき、ずさんな活動をしていた人もおそらくはいただろう。

ただ、身内に隠してまで、上司の指示を無視してまでリスクを取ることは、ただの無謀である。

そう非難されているだけなら楽なものだが、今回の事態はそうはいかない。まんまと遠征をきっかけとして、チームの何人もがコロナに感染してしまうケースがいくつも確認されている。

つい最近も、都立高校の剣道部が沖縄で開催される大会へ出場するために遠征し、部員内で集団感染が発生するということがあった。

学校への届けがなかったとの話も出ている。もし本当であれば許可を取らず無断で遠征を行ったということになる。ただしこれは未確認情報だ。

これと似たような部活内の集団感染、さらに言えば管理職に許可を取らずに無断で遠征したことをきっかけとしたコロナ感染という事態が、じつは他にもある。

物事とは不思議かな、そういうところで必ず穴に落ちてしまうようだ。人の目を掻い潜る行為で良い思いなど、なかなかできないものである。

先の剣道部の件は、2021年1月8日現在、学校全体で50人以上の感染者が出ているという。

もし自分がそうなるだけなら、神に罰を与えられたと反省して再出発もできる。しかし自分のせいで関係のない周囲に不幸を広げてしまうことは、どうやってもアウトである。

いかに無謀をするとしても、それだけは責任として避けなくてはいけなかった。

▽ひどくなったから止めるというのは愚かである

このような繰り返しが一体どのくらい続くのだろうか。もう一度言いますが、まだたった二度目の緊急事態宣言ですか?

無謀を冒したこれらのチームも、こんな情況だから得てして起こったものと言っていられるか。

ひどくなったら自粛と禁止でもって動きを縛ることを、私たちは本当に受け入れられるものだろうか。

あなたはどうですか?

もちろん個人的な好き嫌いや都合ではなく、身に迫るご自身の生きる活動として、この二度目の緊急事態宣言をどう受け止め、どんな道を見つけるか。

真剣に、一緒に考えましょう。

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