【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.80「ディフェンスの一歩目」

スキルアップ ディフェンス トレーニング 指導法 指導者 梅原 淳 練習法 育成法

トレーニングレポートのNo.77で、ディフェンスの足についてある角度から解説しました。

今日はさらに別の視点で考えて見たいと思います。動画を交えて短くいきます。

たとえばオフェンスのドライブに対して、あなたはどの足から動き出しますか?

サイド・ステップのような動きでいく場合、またクロス・ステップのような動きでいく場合、どういった足の動きでスタートを切るでしょうか。

おそらく咄嗟の動作であるので、無意識的な反応で起こり、自分はどうやって足を動かしているかなどと気にしている人は少ないと思います。

そこをあえて作ってみましょう。さらなる俊敏性と技術向上を得ることができます。

次の動画をご覧ください。

(動画1)

仮想でオフェンスとディフェンスに見立てて、飛び出しに反応するテストをしてみました。

よく動いているし、とくに指摘するような部分は見当たりませんよね。この一局面だけの練習なのでそう見えます。

でもこれが実際にゲームの中で起こると、ディフェンスはまったく足が出ずスコスコと簡単に抜かれてしまうでしょう。

次にこれを見てもらいましょう。

先にポイントを教えておくと、ディフェンスの動き出しの足が進行方向側のリードフットから動いています。前出の動画は外脚が最初です。

(動画2)

どうでしょうか。はじめの一歩が右足か左足かの違いです。リード・フットから始められないと、多くは出遅れてしまいます。

いわゆるクロス・ステップのような動きになるわけですが、これは大きな動作です。動きが大きければそれだけ時間が掛かります。

対してリード・フットの上げる足やジャブ・ステップのような動作は小さい動きです。短く終わります。

咄嗟の反応において、しっかりリードの上げ足から入れている選手と、思わず外脚をクロスする動作から入ってしまう選手では、一歩目の加速で大差がつきます。

別角度から撮影したものをご覧ください。

(動画3)

(動画4)

はっきり分かりますね。一歩目がどちらの足かで、そのあと二歩目以降のスピードが大きく変わります。

ちなみにドライブは三歩以内に相手を捕まえないと、ほとんどやられてしまいます。あくまで経験的に言えば、本当は二歩のちょっとあとくらいでスピードをオフェンスと揃える必要があると思っています。

少ない歩数で加速を最大まで上げるためには、出足のところが一つの重要なカギになるということを覚えておいてください。

このレポートで題材にしてほしいテーマがあれば、事務局へ要望・質問をじゃんじゃん上げてください。楽しみに待っています☆

(了)