【片岡編集長】トランジションDFの向上を目指す3

スキルアップ ディフェンス 動画 戦術 片岡 秀一

前回の記事では、そこで、トランジションDFでの目標として「ゴール下のノーマークを打たせない」・「オープン3Pを打たせない」・「トランジションでのアウトサイドシュートの飛び込みリバウンドを取らせない」を設定するようにしています。

その上で、上記を実現する為にドリブルでボールを運ぶ選手のマークをハッキリとする事を重視しています。

Stop the Ballとして、バスケ界の格言としても、幅広く語られる本ワードですが、実際に運用する中での様々な出来事があり、自分なりに整理をしてストックしています。

まず、「ゴール下のノーマークを打たせない」事が最優先である事。

その上で、バックコートではボールをスティールしようとして抜かれる事を良しとしない方針を重視しています。Stop the Ballの「Stop」の要素が強すぎて抜かれた際、相手チームに許したくない「ゴール下のノーマークを打たせない」・「オープン3Pを打たせない」・「トランジションでのアウトサイドシュートの飛び込みリバウンドを取らせない」の達成が難しくなると考えている為です。

NBAの中でも超注目選手となったドンチッチ選手が、欧州選手権でダンクシュートを決めたシーンです。

彼のスキルや、若手選手特有の勢いが発揮された名場面ですが。

いわば、5人抜きのような形で、彼の持つスキルが発揮された象徴的場面です。

ここで、各選手のDFを見ると、少なくとも、ゴール下でのノーマークでのダンクシュートを防ぐことは出来たのではないかと考えました。

ある選手は、スティールをしようとして抜かれ、ある人は、他の選手に任せるような素振りもあります。

仮に、これがフルコートの1対1であれば、このようには守らないはずです。

しっかりとスプリントで並走し、まずはゴール下のレイアップシュートを防ごうと試みるのではないでしょうか。

トランジションDFの場合、自分の後ろにもDFプレイヤーがいると考えると、相手チームにチャンスを与えてしまうきっかけになります。

実際、ドンチッチのドリブルプッシュについて、一人目が抜かれた場合、他の選手がマークしたとしても、別のポジションでのオフェンス側の数的優位に繋がる可能性も大きいです。

初めのDFプレイヤーは、スプリントでドンチッチのドリブルプッシュを少しでも狂わせるか、直ぐに自チームのリング下に戻る習慣が重要です。

ボールの行方を追っていると、その隙に相手チームにチャンスを与えてしまいます。

女子代表チーム等の場合、この、ボールマンのマークの仕方にも非常にリスクを管理しながら取り組んでいる事が感じられます。

時間を使わせる事を優先してDFの距離感やリスクを管理しているように感じられます。

相手に自由を与えず、かつ、

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