【梅原トレーナーのからだづくり哲学】TR75「ドライブを変える4つのポイント」

オフェンス スキルアップ トレーニング ドリブル 指導法 指導者 梅原淳 育成法

※このレポートは新型コロナウィルス感染拡大より以前に執筆されたものです。

先日和歌山にて、高校の男子バスケットボール部でクリニックを行いました。

現在「ミートからドライブ」の特訓中だということで、それを動きづくりの視点からアドバイス致しました。

このチームは県で優勝するくらいのレベルであり、ある程度ドライブの速さや技術は高いレベルにあります。

その上で、私が挙げたのは次の4つの要素です。

▼その1「前足の出し方」

最初に目についたのが、前足があまり出ていないことです。走るスピードを少し殺していました。もっと大きく出して強く床を蹴られるようにしようと言いました。

しかしこれが踏めません。どうしてかというと、突っ込むように足が床へ刺さっているからです。つま先で後ろから前へ突き刺さるような感じです。

今回は文字だけですが、イメージできるでしょうか。

膝から下しか動いていないとこうなります。もっと股関節から走って、低い姿勢でも太ももをしっかりと上げ、足を下へ踏むようにしました。

そうすると突っ込み足が無くなり、前のめりになったりスピードを殺してしまうことが減りました。

▼その2「ドリブル」

次にドリブルが気になりました。本当は速く走れるのに、ドリブルのせいで減速してしまっている、ということがよくあります。

なので、基本にかえって腰の横で真下へ叩くドリブルを確認しました。

その際、手首でこねるようにドリブルを突いていた選手は、強く突こうとしても手先しか動きません。

もっと肩から動かし腕全体を使うように変えて、鋭く跳ね返るドリブルを覚えます。肩が動くと跳ね返りが強くなるので、キャッチの技術に気を遣う必要が出てきます。

これは彼らにとって新しい発見でした。

▼その3「ミートストップ」

3つめの要素が、走ってミートキャッチしたあとの「止まり方」です。私はこれを拙著『バスケ筋』の中で「ストップ・モーション」と言っています。

パスをミートキャッチする、と言いながらじつはその場でもらっているケースが多く見受けられます。このチームでもそうでした。

そこで思い切りボールに向かって跳び、空中でキャッチして止まる練習をしたところ、着地が不安定でドライブにすぐ移行できません。

この弱さがそのままドライブの弱さでもあるので、本レポートにて何度も話している8対2の斜め接地を教えて、力強いストップをつくりました。

そうすると瞬間的にビタッ!と止まることができ、そのままドライブへ飛び出すことができるようになりました。

▼その4「腕のスウィング」

最後にもう一つだけアドバイスをしました。

それは3とも関連しますが、ミートストップから飛び跳ねるようなドライブをしようと思うと、ひとつ邪魔になるものがあります。

それはドリブルです。

ドリブルをするためにパスキャッチをする腕の構えから、ドリブルのための腕の構えに変えなくてはいけません。

このロスが、せっかくの足の素早さにブレーキを掛けていました。

そこでスウィングの話をして、ミートストップと同時に左右へボールをスウィングする動きをつくったところ、見事ミートキャッチからドライブまで流れるような一つの動きが出来上がりました。

4つの要素は、このチームだけに有効なスキルではもちろんありません。バスケットボールのドライブを磨く上での主要素と言えます。

だからこそ、このレポートにてあなたにも伝えるべきだと考えました。

ぜひ思考の一つとして、これからのヒントにしていただければ幸いです。

(了)

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