【バスケ】あなたはきちんと行っていますか?練習後のケア。(アイシング編)
あなたは、選手の怪我の処置について悩みを抱えていませんか。
軽い捻挫や打ち身と思っていても、長引く場合もあるんです。
今回は、ケガをした後の対処法をご紹介したいと思います。
■ 小中学生に多いケガ
練習中のケガで多いのが、突き指、捻挫、大腿筋挫傷(通称モモカン)。
これは、バスケやサッカー、ラグビー、ハンドボールなどのコンタクトスポーツに多く見られます。
筆者が指導するミニバスチームの選手たちもよく起こります。
ですが、面倒くさがって「何もしない」子がほとんどです。
軽度なものから、重症なものは骨折を伴う場合もあります。
すぐにアイシングをすることで、回復が早くなったり痛みを和らげる効果があったりします。
とにかくすぐ冷やす、それからきちんと病院で診てもらうのが正しい処置です。
■ アイシングとは
氷などを使ってケガをした部位を直接冷やすことです。
バケツに氷水を用意して行ったり、氷袋を作って行ったりします。
時間は15分~20分程度が目安です。
冷たくなって感覚が麻痺したらやめましょう。
凍傷になる恐れもあるので、長くても30分くらいまでにしておきましょう。
反対に10分以上行わないと、患部があまり冷やされないので効果は見込めません。
■ 袋や氷嚢に入れた氷で
これが最も適しています。
患部だけをピンポイントに冷やすことができ、また表面だけでなく芯から冷やすことができるからです。
タオルなどにくるんで幹部に当てると、冷たすぎずにじっくりと冷やすことができます。
応急処置としてコールドスプレーがよく使われますが、あまりオススメしません。
表皮だけが冷たく感じるため、冷やした気になってしまい、患部がまったく冷やされていない状態になります。
■ バケツに張った氷水も有効
こちらも学校の部活などではよく見られます。
応急処置としてはいいと思います。
ただ、患部以外も同時に冷やされてしまうため、冷たすぎて耐えられなく可能性がありますね。
■ 捻挫はなぜ腫れてくるの?
これは筆者が昔、スポーツリーダーの講習を受けた時に講師先生に教えてもらった話です。
捻挫や打ち身が起こった際には、その部位が炎症を起こした状態になります。
炎症を起こすと患部は熱を持ってきます。
そうすると人体は自然治癒力が働き、炎症が起きている部分を冷やそうと全身の水分が集まってきます。
水分とはつまり血液です。これが「腫れ」の原因です。
実際に腫れている箇所は少し柔らかく、触るとプニプニとしています。
この「腫れ」を未然に防ぐためにアイシングをします。
先回りして冷やしてあげることで、水分が集まってくるのを避けることができます。
■ 出血を伴うケガについては
こちらも講習の際に教わった話です。
切り傷や擦り傷、冬場のひび割れなど、出血を伴うケガについては、市販の消毒薬は決して使用しないでください。
なぜなら、皮膚の内部が出ている部分を、火であぶっているのと同じ状況だからです。
一時的に傷口を余計に傷つけているので、治りはあまり早くなりません。
出血を伴うケガについては、水道水でよく洗い流し自然に治るのを待つのがオススメです。
すぐに血が止まらない場合は、ガーゼなどで保護し、血が広がらないようにするといいですね。
こちらは外傷なので出血が酷い場合には、外科で診てもらうことをオススメします。
■ まとめ
いかがでしたでしょうか?
早く治すには、痛みや不安定な状態が治まるまで動かさないことです。
あくまでもその場の処置方法をご紹介しましたが、きちんと専門医の診察を受けて指示に従ってくださいね。
今回は、バスケットでよく起こるケガの処置法についてご紹介しました。
ぜひ参考にしてみてください。
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