【梅原トレーナーのからだづくり哲学】ある進学校の自立への歩み その3

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※前回の記事はこちら↓

【梅原トレーナーのからだづくり哲学】ある進学校の自立への歩み その2

(承前)

私の教える体力トレーニングでは、自分の體と向き合い話し合うことをする。どんな体勢を取るのか、どのように體を使うのか、タイミングはリズムはバランスの割合は。

そういった肉体の感覚、動きの感覚を探るのが真に実るトレーニングだ。選手は己の體と息を合わせるためにじっくり対話をしていく。

これは内側に気を向ける作業となるためぐっと集中し、ある意味で自分の世界に入るくらいの状態が必要だ。なんとなくとか大体の感じでやって掴めるものではない。

だが、ここの選手たちは雰囲気を重視してそこに神経を使っているので、練習をしてもなかなか実を付けることができない。お粗末なパフォーマンスでただ声を出し、苦しそうに汗を掻いて自己を満足させている。

私がもっと自分の體に集中するように言っても、彼らは列を揃えることや大きな声を出すことに精を出す。染みついたクセや習慣というものは簡単には抜けない

よく考えてといくら言おうが、考えているつもりになっているだけで実際にそれで何かを発見したり覚えたりすることはない。それがなんとも切なかった。

▼まずはコーチが動く

選手が自分で考える力をつけるために、いや力をつけると言うより行動を身につけるために、まずは馬車馬のように走らせるのをやめた。コーチの語源は馬車だが、私がムチを打って選手を駆り立てる役割を降りることにした。

これを職場放棄と思いますか?

まさか。

そもそも頑張るのは本人であって、私はコーチとして懸命に頑張るし、選手は自分のために鍛練を重ねていく。コーチが選手の頑張りを作ってあげることは可笑しな話である。

選手が力を尽くすことをしないので仕方なくムチを打つのであって、本来は選手自身が自分に喝を入れて奮起するものだ。本人が自分でしないことを代わりにやってあげていた余分な仕事を降りたのだ。

▼変わらぬ状況

練習の内容を指示して、あとは選手たち自身でできる事は進めてもらうようにしてみた。私から必要最低限のこと以外は極力手回しはせずに、彼らの行動を主体として練習を進行する。

これをしばらく続けてどうなったか。

どうもならなかった。

数年間、代替わりしていく中で「自分たちでつくる練習・トレーニング」を行っていったが、人が替わってもすることはずっと同じ。元気な声で数を数え、笑顔を作り、隊列や動き出しを揃える。私の話に解ったようにウンウンと頷く。

それで彼らの肉体と運動技術はどれほど発展したのか。

これについても、どれほども伸びていない。

状況はほとんど変わらなかった。

▼ムードに酔うのみ

練習の進行を任せてみても、自分で動くことを知らないので数十人での活動がまとまらない。

当然慣れていないこともあるが、まず根本には自分一人で何かを作り上げる経験と訓練をこれまでの人生でしてこなかったという感じを、彼らから強く受け取った。

日常生活において家庭でも学校でも自由がなく、ほとんどのことにおいて大人の手ほどきを受け、また進み方を指し示されその通りに歩み、十数年間の人生を周囲の人間のお節介でやってきたとしたら・・。

彼らの人生を知らないので勝手な想像でしかないが、自分の力で何かを見つける・知る・掴み取るということがまったく出来ない様子であったことは事実だ。

私のトレーニングの時間ではコーチから余計な口を挟まず、助力を求めない限りは静観した。本当は言ってあげた方が良いと思われるものであっても、敢えて口を閉じてコートからコーチの姿を消す努力をしていた。

これは「コーチが見ている」という意識を彼らから無くすためで、絶対に必要な部分はキャプテンや近くにいる選手に耳打ちして伝えてもらうようにし、萎縮やこちらの様子を窺うなどのことが無いようにしていた。

そうなると益々彼らは雰囲気をつくることに力が入り、皆が皆それに酔っていってしまった。

▼それは違う

振り返るとそんな様子が数年間、代が替わっても同じように続いた。

彼らはそれを本当に良い方向へ進んでいると認識して行っていたのか、それとも考えているつもりで止まっていたのか。

少なからず現実として體づくりの成果は見られないので、我々は先へ進める新しい道を探さなくてはいけない。

成果が上がらないのにいつまでもそれでよしとしているので、この点だけはハッキリと「違う」とコーチから意見を言い、他のなにかを見つけることを次の課題とした。

続きは次号以降で。

 

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