【バスケ】速攻のスピードを上げるツーメン練習
速攻において、スピードはとても重要な要素です。
なぜなら、相手が守る準備をする前に攻めることで、多くのチャンスが生まれるからです。
そのために必要なのがスピードです。
しかし、そのスピードを加速させる上で欠かせないのがパスです。
- パスが合わなくて速攻が崩れた
- パスミスが多い
- パスで運ぶといつもスピードダウンする
もしもあなたが、このような悩みを抱えているなら「リードパス」を指導してください。
正しくリードパスを出すことで速攻のスピードを失速させることなく、速い展開で攻めることができます。
そんなリードパスの指導ポイントは、味方の「30cm前にパス」を出すことです。
今回は、速攻のスピードを下げないためのツーメンパスを用いた練習法をご紹介したいと思います。
この練習の目的は、
- 走りながらのパス&キャッチスキルの向上
- パス&ランを癖づけられる
などの効果があります。
リードパスとは?
練習法をご紹介する前に、改めてリードパスについて解説したいと思います。
リバウンドを取った後、オフェンスは前方に向かって攻めます。
フロントコートに入るまでは、その場で止まることはありえません。
そのため進む方向よりも後ろ側へのパスは、速攻が失速する原因となってしまいます。
だからリードパスが必要なのです。
リードパスは味方が進む前方へパスを出すため、味方のスピードを緩めることなく速攻をさらに加速させることができます。
ツーメン練習法
2人組でボールを1つ準備してください。
エンドラインからハーフラインに向かってパスし合いながら走ります。
ハーフラインまで到達したら折り返して、同様にパスし合いながらエンドラインまで戻ります。
2人の距離間はフリースローラインで、まずははじめましょう。
この距離で届かない選手は、もう少し短い距離でも構いません。
ミニバスなどの場合はゆっくりでいいので、正確にパスができることに重点を置いて指導してあげてください。
慣れてきたら、距離間やスピードを上げていきましょう。
また、応用練習としてオールコートでも行ってみましょう。
距離が倍になるため、スタミナも必要になりますが、実際のコート幅で行うことで試合にも活かせる練習となります。
指導するポイント
パスは、床と平行になるように、速くて強いパスを出します。
リードパスの出す場所は、味方の30㎝程度前に出します。
この30cmという部分がポイントです。
と言っても、正確に30cmを測れませんから、目安になるのは相手の片手を前に出したくらいです。
手の長さくらいなら、前すぎても届く範囲ですから必ずキャッチできますね。
パスを受ける選手は、きちんとボールを見てしっかりキャッチするようにします。
ファンブルする選手はキャッチよりもパスを出すことに意識が取られがちです。
また、キャッチした後は顔を上げて前を見てからパスを出します。
パスを出した後も、前を向いて周囲を見渡せるようにしながらしっかり走るようにしましょう。
パスをキャッチすること、パスを出すことに意識が向き、スピードが緩まらないように声をかけてあげてください。
キャッチしてからパスするまで走っていますので、トラベリングにならないよう素早くパスを出しましょう。
練習方法(おまけ編)
キャッチしてからパスするまでのステップを色々変えてみると、コーディネーショントレーニングの要素を加えられます。
ツーステップでパス、ワンステップでパス、ノーステップでパスなど、またはシャッフルすることも、より効果的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ツーメンパスの練習方法についてご紹介しました。
- エンドラインからスタートしてハーフラインで折り返す
- エンドラインからスタートして反対側エンドラインで折り返す
練習法は上記の2つです。
また、指導するポイントは
- 床と平行になるように速く強いパス
- 味方の30㎝くらい前に出す
- パスした後、キャッチした後はしっかり前を見て周囲が見えるようにする
- パスした後は、パス&ランを意識してしっかり走る
これまでパスミスが多いことや、試合で速攻が上手くいかないことなど、悩みが尽きなかったことと思いますが、それはレシーバーの30㎝前を意識することで簡単に解決できます。
ぜひ、指導の参考にしてみてください。
ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら