ナンバ走りとは…?

DVD 教材 金田 伸夫

現代の運動法は、明治以降に欧米から輸入されたものです。

例えば、走る際に右腕を出せば自然と左足が前に出ると思います。

この一般的な走法は、身体をねじりながら走っているため、内臓がある腹部を圧迫し、さらには呼吸もしづらく身体への負担が多いと言われています。

実は、この走法は、欧米の人たちの身体特性に合った走り方と言われています。

そのため、骨格や体格が違う、私たち日本人には不向きな走り方とされるのです。

もちろん全ての運動法が合わないというわけではありませんが、骨格や体格はまたは身体能力の違いで、日本人が欧米の人たちと同じ運動法を行っても同じ様な結果は得られません。

極端に言えば、昨年のロンドンオリンピックで金メダルを獲得した男子短距離走のウサイン・ボルトと同じ走り方を行ったところで我々、日本人が世界新記録を出すことは至難の業です。

また、バスケットでいえば、NBAプレイヤーのプレーが特徴的で身体特性の違いで、大きな差となり出てくると思います。

例えば…

  • マイケル・ジョーダンのような“高い打点から放たれるシュート”
  • アレン・アイバーソンのような“切れ味鋭い高速ドライブ”、
  • レブロン・ジェームズのような“当たり負けしない、強靭なフィジカルを活かしたドライブ”、
  • マジック・ジョンソンのような“どんな状況でも出せる魔法のようなパス”
  • デニス・ロッドマンのような力強い“リバウンド”

など。

我々、日本人がNBA選手のようなプレーを、必ずしもできないわけではありませんが、彼らと同じトレーニングを、どれだけ積みあげても同じような技術を得ることは難しいです。

しかし、日本人も、これまでオリンピックで数多くの金メダルを獲得して来ました。

2004年には、田臥 勇太選手が日本人初のNBAプレイヤーとして活躍しています。

世界を舞台に活躍して、結果を残されている日本人選手は多く存在しているのです。

その日本人アスリートの中でも、日本人に合わせた走り方で見事銅メダルを獲得したのが、陸上の末續慎吾選手です。

末續選手は、世界陸上で銅メダルを獲得されました。

そのときに用いていた走法が「ナンバ走り」です。

ナンバ走りとは・・

日本古来の走り方で腕と足を上下同方向に動かす走法です。

江戸時代、何十キロ、何百キロも走る飛脚たちがこの走法だったといわれています。

身体に負担が少なく、体幹にねじれがうまれないため、スタミナのロスが大きく減る“省エネ走法”とされています。

末續慎吾選手は、「ナンバ走り」と古武術の身体の使い方を身につけて、“世界一と称されるコーナリング技術”を身につけ、銅メダルという素晴らしい結果を残しました。

桐朋学園も、1999年6月インターハイの東京都予選ベスト16で、当時日本トップクラスであった世田谷学園との対戦時、ノーモーションパスを武器にチームは周りの予想を裏切る善戦を演じ、前半を2点差で折り返し健闘しましたが、後半にバテてしまい、惜しくも破れてしまいました。

しかし、この敗北の原因を解消したのが、桐朋の名を一躍、世に広める要因となった「桐朋流ナンバ走り」です。

通常のナンバ走りでは、パスやドライブなどの、ボールの動きに対応できないため、バスケットに合わせたナンバ走りを開発しました。

この走法を武器に桐朋学園はインターハイ、ウインターカップベスト16という快挙を成し遂げる事が出来たのです。

このように、古武術を動きの中に応用することで、不可能と思われていた動きも可能になり、さらに新しい動きや技が次々とうまれ、欧米の人たちに負けない『日本人に合った運動法』を習得する事が可能となります。

今までの「無駄の多い日本人に合っていない身体操作術」から「無駄のない日本人に合った運動法身体操作術」へと変わっていきます。

その方法こそが【古武術】なのです。

そして、今回ご紹介するのが、桐朋学園バスケットボール部が2000年インターハイ、同年ウインターカップ ベスト16を果たすことのできた古武術バスケの武器である、「ナンバ走り」です。

なぜ、そのような走法を可能にできるのか…?

その秘密は、コチラの動画をご覧ください。

ご覧いただきましたように、あなたが普段行っている一般的な走り方とは少し違うかもしれません。

通常の走り方だと左足を出したときは右手が前に出て、右の肩が前に出ます。

すると、お腹の部分が捻れ必然的に内臓も捻れますし、呼吸が行いにくくなるためスタミナが消耗されます。

また体幹が捻れるため、走る為の動作の流れをスムーズではなく、動作全体の流れの中にブレーキをかけてしまいロスを生み出します。

一方で、ナンバ走りの最大の特徴は、身体を捻らずに走ることです。

左足を出した場合、左手を同時に出すことで、身体、さらには内臓が捻られないことで、走りながらも呼吸を行いやすくなるためスタミナが消耗されにくくなり、40分走っても疲れることがありません。

しかも、体幹を捻らないため走る動作の流れがスムーズであり、動作全体の流れにブレーキがかかることなく走ることが出来ます。

バスケットは40分間走りまわらなければならないスポーツです。

スポーツの中では5本の指に入るほど、心肺機能を多く使い、とても、しんどいスポーツと言われています。

  • 前半は勝っていたが、後半にミスが多く生まれ、逆転負けされた…
  • 後半になると選手たちのプレーにキレがなくなる…
  • 相手のゾーンプレスに対応できずに、ターンオーバーを繰り返す…
  • 後半になって相手の速攻からの得点が増えた…など。

あなたもこのような経験はありませんか?

これらは、すべてスタミナが原因で起こりうるミスと言われています。

しかし、ナンバ走りを取り入れることで、同じ距離を走っている相手チームよりも

  • タミナの消耗が遥かに軽減され、
  • 後半でもオールコートプレスを仕掛けられ、
  • さらに速攻でも相手が対応できずに、
  • 楽にアウトナンバーを作り上げられ、
  • オフェンスチャンスを多く作り上げる

ことができます。

その方法こそ「桐朋流 ナンバ走り」なのです。

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