【バスケ】基本姿勢の大切さ「バスケットボールポジション」とは!?

オフェンス スキルアップ ディフェンス トレーニング 指導法 練習法 育成法

一般的に「基本姿勢を取る」「構える」とよく言われますが、そんなに大切なのでしょうか。

上手い選手の余裕があるプレーは憧れますが…ふら~っと始めているようにも見えるカッコいいプレーにこそ、その前の基本姿勢がとても重要なのです。

今回は、基本姿勢…構えのポイントとその重要さをご紹介したいと思います。

別名「バスケットボールポジション」

バスケットボールにおける基本姿勢とは、コンマ数秒単位で変わる状況に素早く対応するためであり、ゲーム中は維持することが望ましいです。

・足は肩幅くらいに開く
・股関節から折って腰を落とす
・膝を曲げる

・上体を起こす

この4つがポイントとなります。

バスケットボール特有の姿勢であることから「バスケットボールポジション」と呼ばれ、目安となるのは『肩・膝・つま先』が一直線になることです。

一般的には、『膝を曲げて低く』と言われますが、私は『股関節を折る』と言うようにしています。

なぜかと言うと、股関節が折れていないと肩・膝・つま先が一直線にならないからです

◎「股関節を折る」とは

1.脚の付け根に指を当てて、その指を挟むようにお尻を突き出す
2.お尻を突き出しながら腰を落としていく
3.自然に膝が曲がる
4.力を入れずに高さをキープできる姿勢で止める

上記の4つのポイントはプレーを通じて変わりませんが、オフェンス時とディフェンス時では若干の違いがあります

次は、オフェンス時とディフェンス時の違いを見ていきましょう。

オフェンス時の基本姿勢

ボールを持っているときの姿勢は「トリプルスレッドポジション」または「スリースレッドポジション」と言われ、シュート・パス・ドリブルの3つの動作が即座に行える姿勢です。

ボールを持つ手は指が上を向いて肘を少し外側に張ってボールを取られないようにします。

つまり、棒立ちでは準備の体勢が取れていないため、この3つの動作が即座に行えません。

少し腰を落とした低い姿勢で構える必要があります。

個人差があるので、楽に構えられて即座にプレーができる、ちょうどいい高さを見つけるといいと思います。

ボールを持たない状況はポストアップのときなどがあり、強くディフェンスを押さえてポジションを確保することから「パワーポジション」と呼ばれます。

■ ディフェンス時の基本姿勢

オフェンス時に比べて、少し足幅を広く重心を落とした低い姿勢を取ります

これは、相手の動きに素早く対応できるようにするためです。

◎オフボールマンをマークするとき

ヘルプに重点をおくオープンディフェンスと、パスカットに重点を置くディナイディフェンスがあります。

オープンディフェンスは、両手を広げてボールマンとマークマンをそれぞれ指差し、自分を頂点とした三角を作る位置で構えます。

この時、ここで言う基本姿勢に当たる腰の高さは、軽く膝が曲がる程度で良いでしょう。

なぜかと言うと、オープンディフェンスからボールマンディフェンスへの移動は、比較的距離が長いためあまり低くしすぎると逆に動きにくくなります。

ディナイディフェンスは、両手を90度くらいに広げてV字を作りその中にマークマンを囲むような感じで構えます。

この時には、マークマンの動きにほぼ反応できる必要があるため、自身が動きやすい最も低い姿勢が望ましいと言えます。

パスに対していつでもカットできるようにボールサイドに手のひらを向けておきます。

◎オンボールマンをマークするとき

パスやシュートに速やかに対応できるように、腕はダラ~ンとせず肩くらいの高さまで上げておきます。いわゆる「ハンズアップ」ですね。

この時が最も「基本姿勢」を重要とするときです。

相手のパス・ドリブル・シュートに対応できるよう、股関節を折って腰を落とし、速い動きに反応できる機敏さを必要とします。

相手がドリブルを始めるときは、さらに腰を低く落とし手をボールの位置へと伸ばします

■ まとめ

いかがでしたでしょうか?

バスケットにおける基本姿勢「バスケットボールポジション」をご紹介しました。

・足は肩幅くらいに開く
・股関節から折って腰を落とし膝を曲げる
・背筋を伸ばす

この3つが基本姿勢のポイントです。

また、基本姿勢を取ることで、

・オフェンス時とディフェンス時の構えに若干の違いがある
・腰を落として重心を低くすることで素早い動きに対応できる

このようなメリットがあります。

良いプレーをするためにも基本姿勢を大切にして、ぜひ練習や指導の参考にしてみてください。

■ おまけ

私が指導するミニバスチームには、何度説明しても基本姿勢を取れない女子選手がいます。

足が速いので追いつけますが、常に棒立ち状態なのですぐに抜かれます(笑)

先日、時間をかけて基本姿勢のフットワークを行ったところ、その日のゲーム形式練習では全員のディフェンスの動きが見違えるように良くなりました。

やはり構えるって大事ですね!

ご質問・お問い合わせについて
いつもブログ記事を読んでいただき、ありがとうございます。バスケットボール上達塾では、バスケットボール上達のためにブログやSNSで情報発信をしています。また、バスケットボール上達のためのDVD教材の販売も行っております。バスケットボールに関するご質問やお問い合わせ、ブログ記事に対するコメントなどがありましたら、下記のメールアドレスまでお気軽にご連絡ください。
メールアドレス:info@basketball-school.jp
この記事を書いた人バスケットボール上達塾バスケットボール上達塾 編集部
私たち編集部は、重田恒文さんや星澤純一さん、金田伸夫さん、今倉定男さんなど有名校の指導者から直接ノウハウを教えていただき、そのノウハウを取りまとめDVD教材として制作しています。
このブログでは、関わった有名校の指導者のノウハウ・上達方法なども含めて、上達につながる有益な情報を発信していきます。
持久系プロテイン

ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら