【バスケ練習メニュー】2個ボールハンドリング(上級編)
バスケ初心者やミニバス選手向けの、非利き手を鍛えるハンドリングメニュー第3弾です。
ここまで、初級・中級とお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
お試しいただいた方は1回でも多く、1mでも長くできるようになったでしょうか。
最高記録を毎回更新していきましょう!
このハンドリングメニューは両手を同時に練習できるので、左右のバランスも合わせてトレーニングできるのが特長です。
今回は、上級編をお伝えしたいと思います。
(正確なコースを示すものではありません。あくまでもイメージです。)
(1)同時ウォーキング(ジグザグ&ターン)
まず、コートに三角コーンやペットボトルなどの障害物を2m置きくらいの間隔でジグザグに並べてください。
腰を落とし、基本姿勢(スリースレッドポジション)を取ります(以降、共通)。
両手同時の2個ドリブルで1つめのコーンに向かって斜めに進み、コーンの前でロールターンをします。
ターンしたら2個目のコーンへ向かってまた斜めに進み、同様にコーンの前でターンをしてコートを1周します。
方向転換だけでなくターンが加わったことでさらに高度になりましたが、初級、中級と積み重ねてきたら必ずできるようになっています。
最初は、足運がロールになっていなくても構いません。
「2個ドリブルをしながら回る」ということが、特に小学生には難しく感じるはずです。
慣れてきて、例えば1周回れたら、次はターンするときの足運びを教えてあげてください。
ロールターンの足運びは・・・
- 内側の足を軸に背面で回る
- 身体が浮いてしまわないで腰を落としたまま回る
ボールが上がった時にターンするので、身体が浮きがちになりますが、低く保ったまま回るとフラフラせずにスムーズに回れます。
このときも、ボールが飛んで行ってもいいから顔を上げて前を向いて1周がんばって進みましょう。
(2)交互ウォーキング(ジグザグ&ターン)
今度は、両手交互ドリブルでコーンの前でロールターンです。
ターンをするときに、片手はボール上・もう片手がボール下、とドリブルの高さが違うのでより難しくなります。
外側のボールに合わせてロールをするように意識しましょう。
内側のボールが疎かになりがちですが、両手のリズムを崩さずにドリブルし続けることです。
ターンの時には少しだけドリブルのリズムが変わります。
タン・タン・タ・タ・タン・タン・タン・タン・・・
初めは細かいことは気にせずに、
- 交互ドリブルで
- コーンの前で
- ターンができて
- 顔を上げてできる
これらを注意しながらコート1周を目指してください。
ボールコントロールができるようになってきたら、ターン時の足運びやドリブルリズムなどもスムーズになってきているはずです。
(3)高さ相違ウォーキング(ジグザグ&ターン)
3つ目は、ジグザグドリブルを左右の高さが違うドリブルで進みます。
右手は膝くらいの高さ、左手は腰くらいの高さ、このドリブルをジグザグに進みながら1周します。
高さが異なるため左右のドリブルリズムが違います。
その状態でターンをするのはかなり難しいですが、ボールを見ないで顔を上げて根気よくやることが大切です。
初めは、ボールがあちこち飛んで行ったり蹴とばしたりすると思います。
大人は、やっていることを褒めてあげてください。
- ボールを見ずにやっていること
- 身体が低いままやっていること
など。
他にも選手によって意識しているところを見つけたら褒めてあげてください。
1周できたら左右を逆でやってみましょう。
右手は腰くらいの高さ、左手を膝くらいの高さ、です。
何度も失敗することで「何が失敗につながっているのか」「どうすれば今より良くなるのか」など、選手自身が考えることが、上達の一番のカギになります。
悩んでいたら少し助言してヒントを与える形で、1つ1つの答えに導いてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
2個ドリブルハンドリング(上級編)のメニューをご紹介しました。
目安は、コート1周をノーミスです。
初めのうちは、ミスした回数を数えてその回数を減らしていくことを小さな目標にしてみてください。
最終的には、ノーミスでコート2周を目指して頑張ってみてください。
段階ごとの「ハンドリングカード」を作成し、レベルアップが目に見える形にすると子供たちの意欲が湧きます。
「初級編」「中級編」「上級編」とレベルを区切って1枚のハンドリングカードができます。
ハンコやシール、飴玉などはミニバスの選手は喜びますね。
今回も気をつけることは、
- 基本姿勢(スリースレッドポジション)をキープすること
- ターンの時に身体が浮かないこと
- 左右どちらもできるように繰り返し行うこと
- ボールに視線を置かず、前を向いて行うこと
- できなくてもめげずにコツコツと続けること
- 大人は、一生懸命やっている子供たちを褒めてあげること
です。
ぜひ、練習や指導の参考にしてみてください。
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