【梅原トレーナーのからだづくり哲学】人生の正しい選択
何かの決断や選択をおこなうとき、自分で考え抜いたオリジナルな答えを出すか、多くの人が共通して理解する安定的で定番型の意見にのるか、あなたなら日頃どのようにしているでしょうか。
自分の意見や考えを貫く人と、広い意見つまり周囲の雰囲気や流れに合わせる人。ご自分は主にどちらの性格であると考えますか?
子どもたちと関わっていると、いや大人とか子どもとかはやめましょう、毎日の人付き合いにおいて自分の考えとそれから自分の時間とをしっかり持っている人を、自分も含めて今の日本にはあまり見受けません。
少なからず、僕の目で見ている生活の範囲内では、ごくごく少数です。
人生の選択は誰がする
いつの配信になるかは分かりませんが、以前に「自分の人生の時間を使っているか」と問うレポートを書きました。
梅原レポートはすべて発行元である(株)リアルスタイルの権限で配信されていますので、すでに配信されているかもしれませんし、まだかもしれません。
さらに前には「友達は自分で選んでいるか」と問うレポートも出しています。
どちらのレポートにも共通することは、大きな事でも些細なことでも常に「自分で人生の選択をする」ということにあります。それを自分自身の過去を顧みることもしながら、読者のあなたに投げ掛けました。
勉強もスポーツも家族も友達付き合いも、日常で体験する全てはこの問いの答えで進む道が分かれます。
だから本来はどのような選択が正しいのか必要なのか、いやどれが自分にとって“有意義”なのか、よくよく考えて自分なりに分別をつけて独自で決断をするものです。
ひとりひとりみんなが常、自分の選択をしているはずです。
しかし現実には、あまり深く考えず周囲と同じようにしたり、うわべの楽しそうで派手なものに引き寄せられたり、楽やズルや手抜きをして怠惰な生活に流されている人は少なくありません。
僕も自分の過去を振り返ると、悔やむばかりの経験がいくつもあります。
他人のことをとやかく指摘して咎める権利は誰にもありませんが、それでも少なからず良い方向へ向かってくれることを願っていま、子どもたちに微力ながら伝えています。
自分を出すことをためらう子ども
今の子は、この現代だからこそもっと自分の言葉を持ってください。
昔よりはるかに個人・個性が認められる時代になりました。皆優しくなり家柄や身なりやしゃべり方で差別をすることがはるかに減りました。
人の良心に従い、違いを受け入れてそれをバカにしたり虐めたりすることが恥ずべき事だと、多くの人が自覚するようになりました。
だから本当は自分の考えと意見を表現しやすいのに、そこはどうしてか昔より薄くなっていませんか?
そう感じるのは僕だけでしょうか。
自分の考えというのはもちろん身勝手ということではなくて、自分なりの信じるところと正しいと思えること、考え抜いて決めたことなら人目を気にせず断固行動するべきです。
そのために知識や経験が必要なのであり、だから学校というものがあります。
間違った行動を平気でしても良いなら、また何が正しくて何が間違いかの共通理解や観念が無いのであれば、学校や学問など必要ありません。
せっかく家庭教育それから学校で20年もの長きに渡って学ぶのですから、そこで育んだ思考を以て自らの判断・行動・発言をするべきではないでしょうか。
それをさせない教育ならば間違いだし、それを放棄する本人も間違いです。
自分の歩き方を愛せよ
なんとなくふわっと全体に流れている意見と方向付けとに自分の頭でしっかり考えもせず安易に同意する人、同調する人がいます。
それが良い答えなのか有意義であるのか、深く吟味することが本当は一番大事なことです。まあいいやと投げやりにして「自分の決断」を軽んじてはいけません。
周りの友達がこうだから、みんなそうやっているから、世の中がなんとなくその雰囲気だからという、外に合わせて生きることはもうやめましょう。他人の意見、考え、やり方、習慣、すべてその人のものです。それが正解かどうかは分かりません。
わざと違うものにする必要はありませんが、たとえ周囲と違っていても臆せず堂々と自らの歩み方をしてください。人生の時間を自分の計画に沿って使うのです。
唯一つの正しい選択
考えない、直さない、流される、群れる、これが一番悪い生き方です。
「面倒だから人に任せよう」
「反論が無いならそのままにしていよう」
「大勢にのっかろう」
「悪くても同じ仲間がいるなら安心」
我が人生で多くの時間が、自由で尊い自分を捨てて渦に呑み込まれていることに気がついてほしいのです。
みんながAと言っているから自分もAとか、右に流れているからそれに合わせるとか、安く雰囲気に染められないで、自分なりの判断をきちんとしていきましょう。
それがたまたま多くの人と同じ意見になるかもしれないし、たった一人かもしれません。どちらにしても大切なのは、自分で考え出した答え、選んだ決定であるということです。
自分を信じて吟味し悩み、苦しい中で決断したものは重さ深さが違います。責任感が芽生えます。最後までやってやろうという気が起こります。
だから必ず自分で考えて決めてください。
それがこれからのあなたの人生を力強いものにする、たった一つの方法です。
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