【バスケ】ピポットで大事な2種類のターン
あなたのチームには
- プレッシャーを掛けられると軸足が動いてトラベリングになってしまう…
- プレッシャーから逃れるため体がのけ反ってしまう…
このような選手はいませんか?
実は、ボールプレッシャーには2種類のターンを知れば解決することができます。
なぜなら、多くの選手はプレッシャーをかけられた際にプレッシャーから逃れる術を、追い込まれる前にパス出せばいいと勘違いしてしまうからです。
今回ご紹介する、2種類のターンを知れば、プレッシャーを交わせて追い込まれても楽な姿勢からパスを出すことができます。
早速、解説していきたいと思います。
ピボットって何?
そもそもピポットとは何か?
ご存じの方も多いと思いますが、改めて解説していきたいと思います。
ピポットとは、ボールを持っているプレイヤーが、片足を軸足として固定し、もう片方の足を動かすことです。
ボールを保持した選手は味方にパスを出す際には、とても重要な技術です。
なぜなら、ディフェンスにプレッシャーを掛けられた時にボールを取られないように守れるからです。
また、パスを楽な姿勢で出すための角度を付けることもできます。
この角度はディフェンスのプレッシャーが激しい時は特に有効です。
基本の動き1(フロントターン90度)
では、角度をつけるために必要なピポットのターンを説明していきたいと思います。
ボールを持った状態で、少し腰を落として構えてみてください。
肩・膝・つま先が一直線になるよう、股関節・膝・足首を軽く曲がっているのが基本姿勢となります。
パワーポジションを意識すると基本姿勢をすぐに取ることができます。
次に、どちらかの足を軸足として、もう片方の足を90度回してみましょう。
最初はどちらの向きにターンしても構いません。このターンを4回繰り返し1周回転してみましょう。
このターンが「フロントターン」です。
最も基本のターンでありながらとても有効なターンとなりますので、ぜひ選手たちに指導してあげてください。
ポイントは、回っている最中に重心がズレて横にふらついたり、頭が上下しないように基本姿勢を保ちながら回るように指導してください。
基本の動き2(フロントターン180度)
次は、180度のターンにチャレンジしてみましょう。
先ほどよりも回る幅が大きくなるため、基本姿勢を崩れやすくなります。
その時は回ることよりも、軸足を軸にしている意識を持たせることがポイントです。
私は選手たちに指導するときにはコンパスのように、と教えています。
こちらは2周回ってみましょう。
基本の動き3(バックターン・リバースターン90度)
今度は、後ろ向きのターンです。
「バックターン」や「リバースターン」と言います。
基本的な姿勢はフロントターンと変わりません。
しかし、違う点は後ろ向きにターンをするということです。
この後ろ向きにターンをするという動作は日常生活にはあまりない動作です。
よくある悪い例は、回転するときに横に流れてしまうことです。
その結果、肩幅程度が肩幅よりも大きく足を開いてしまいます。
この状態でプレッシャーをかけられるとターンができませんので、体をのけ反ることしかできません
ポイントは軸足をしっかりと強く踏み込み、母指球に力を入れて腰から回るイメージを持つことです。
まずは4回ターンして1周を、基本姿勢を崩さないようにやってみましょう。
基本の動き4(バックターン・リバースターン180度)
最後は180度のターンです。
やり方は180度のフロントターンと同じですが、難易度は最も高いと言えます。
腰を落とした基本姿勢から、体がふらつかないよう腰から回るイメージで180度回転してみてください。
こちらも2周してみましょう。
指導するポイント
指導するときは基本姿勢を崩さないために、どこに意識を置いてするのが良いのかを考えてみてください。
よく言われるのは腰から回ることと、軸足の母指球で踏ん張ることです。
頭や肩から回ると、どうしても重心がブレてふらついてしまいます。
また、足から回ると着地の際に足首を捻ってしまい、ケガに繋がるリスクが高くなります。
軸足に関しては、かかとに重心が乗ると膝が曲がらず、次のプレーに移るのも遅くなってしまいます。
膝が伸びないように注意し、腰から回ることを意識させる声掛けを行ってみてください。
先ほども申し上げましたが、私は選手たちにコンパスのように軸足を強く踏み込みながら、軸足を中心に回ると教えています。
この方法が正解とは言いませんが、フラつくことなくしっかりとしたターンでディフェンスのプレッシャーを交わせています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
- フロントターン
- バックターン
の2つをご紹介しました。
この2つのターンを組み合わせることで、ディフェンスのプレッシャーから逃れるための「パスの角度」を手に入れることができます。
指導するときの注意点は、
- 身体が上下に揺れないこと
- 母指球に力を入れるころ
を中心に意識してみてください。
これまでプレッシャーをかけられるとトラベリングになってしまったり、プレッシャーをかけられるとパスが出せなかった選手も、足の使い方とターンを組み合わせることで簡単に解決できます。
ぜひ、指導の参考にしてみてください。
ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら