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【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.35

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私は子どもたちに逆立ちを訓練させています。これはひとえに體の真ん中に「柱」をつくるためです。

背骨そして背中の筋肉で支えるということを覚えて、體の芯を太く強くするという目的があります。

體を操作する上で、自分の真ん中を知りそれをしっかりと保持する感覚は運動能力として最重要と言えます。私は以前からこれを身体操作の源と考えて、トレーニングでも様々に取り入れてきました。

ものを支えるためには柱が必要です。私たちの身の回りにある建造物や車にも骨組みがあるように、多くの生き物にも分かりやすい骨組みがあって、そこを軸にして自らの體を動かしています。

運動をしているとよく「軸」という言葉を聞きませんか。ぼんやりとした抽象的な言葉ですが、私は「身体操作の中心となる物や状況」という意味に捉えています。

脊椎動物のようにはっきりとした柱(背骨)がなくても、形作られている物には必ず力が集約する中心がある(自然と存在する)と、ひとまずそのように理解していただければと思います。

脚や腕をうまく使って走る・投げる等をする上で、また力強く踏ん張ったりゴロンと體を回転させたりするなどにおいても、そのことが基礎となっていると捉えて「柱づくり」「背骨づくり」を積極的に取り組むことにしています。

つい先日も関東のある高校女子チームで、壁を使った倒立を取り入れました。初めてなのでまずは簡単な方法から訓練していきます。これ自体をできないとかしたことがないという人もいますので、技術的な習得を目的とするためにはここから始めるのがベターです。

腕と肩をぷるぷると震わせてやっている人もいますが、目的の逸れたただの我慢比べになってはいけません。逆立ちをする意図は體の柱を身につけることですから、背骨で支える感覚を探り見つけます。

誰かに横から見てもらって、手先から足先まで體全体のラインが一直線に作られているか、それを課題にしてください。今は動画機能付きの携帯電話を持っている人が多いので、一人でも状態を確認できるでしょう。

はじめは肩関節に角度がついて背骨がカーブしたり、腰が反れてお尻が出てしまうかもしれません。それを真っ直ぐにしていきましょう。原因は背骨の硬さや肩関節(肩甲骨)の硬さが主として考えられます。

では最後に逆立ち歩きをしている選手の動画を見て頂きましょう。日々訓練し、段階的に難易度を上げていった一つの成果です。

参考になれば幸いです。

 

 

 

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