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【梅原トレーナーのからだづくり哲学】ケガという病魔 その4

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今回は本テーマの第4回目となる。ケガを口実にしてトレーニングをしない選手たちの心の弱さを、あるチームの実例を挙げてあなたと一緒に考えてきた。

できないのに無理をする行為よりも、本当はできるのに楽をするためにできない振りをする行為のほうが、現実には多い。子どもたちのスポーツ現場の病魔を、包み隠さず真っ直ぐに申し上げてきた。

最後にもう一つだけ、不肖ながら運動の専門家の端くれとして以前から選手やコーチに投げ掛けていることを書いてみたい。

▼膝の手術後

今回例に挙げたチームにはケガの報告者が7名いた。そのうちの一人に、膝関節を手術した選手がいる。高校一年生であるが(2019年3月現在)、入学早々からこれまで、ほぼ丸一年をケガの回復のために費やしてきた。

私への報告は「まだ完治していないので、できる範囲でやります」という趣旨の言葉が毎回のお決まりとなっている。

私が見る限り、月日を重ねるごとに運動量や運動負荷が上がっているようには見えない。少なからずA選手自身の行動からは、術後すぐも、半年前も3ヶ月前も今回も、いたって同じ様子しかうかがえない。

▼いつ治るの?

私は今回のA選手の報告内容について、ただ聞くだけにして話を流すこともできた。選手からの発言を尊重するならば、それも悪い受け方では決してないだろう。

しかし真に選手の行く末を案じるのならば、悪くなることが見えているのに黙って見過ごすことなど断じてできない。このままでは一人のプレイヤーが潰れてしまうことになる。

私はA選手に、厳しいことも言うべきをはっきりと言おうと決意し、ありのままの現実と向き合ってもらうことにした。

そしてこう聞いたのだ。

「いつ治るのか?」

▼復帰に向けた体力づくり

術後9ヶ月と言えばもう体力も戻り、チーム練習に合流できる時期だ。もちろん復帰には落ち込んだ体力を戻さなくてはいけないから、まずは体力づくり、スタミナや筋力を養っていく必要がある。

体力を戻さずして練習に入ってしまうと、仲間の動きについていけず無理な力が掛かってしまい、再度ケガを引き起こしてしまうことになりかねない。実際にそういう例は沢山ある。

だからリハビリテーションが終わると、今度は弱った肉体を強化する身体トレーニングをおこなうことになる。それ如何で復帰の時期が決まり、またその後のプレイの伸びを大きく左右するので、ここでの体力づくりはケガからの復帰でもっとも重要な取り組みと言える。

それなのに今のA選手の様子を見ると、ただ無負荷で軽くスクワットのような真似をしていたり、寝転がって柔軟体操をしたり、エアロバイクをゆったりと漕いでいる。

これは果たして今の段階でやることなのか?

▼回復しないのは本人の意思

このような体に負荷の掛からない言わばトレーニングの“まねごと”を、何ヶ月も続けているのはなぜか。まるで手術をしたばかりの患者がリハビリをするような内容である。

私は膝の手術をした選手を少なからず見てきたので、その実例も交えてA選手の今の状況について、率直に「まずい」ということを伝えた。

これは単にトレーニングの内容が間違っているという話では、当然ない。知識がなくてミスで適さない内容をしてしまっていたのではなくて、A選手は自ら復帰を拒んで負荷を掛けていない。そこに重大な問題がある。

復帰はいつかと聞くと、病院から「まだ筋力が戻っていないのでそれができてから」と言われているとのことだった。では筋力を早く戻さなくてはいけないが、本人はそれをしない。

何もせずして勝手に筋力が上がっていくわけがないから、本人も解ってそれでも負荷のないトレーニングのまねごとを続けていることになる。それを9ヶ月。

復帰を遂げたいアスリートが9ヶ月もの長き間を焦りも苦しさもなく、未だそのような軽めのメニューを悠長にしていられるものだろうか。

これではいつまでも筋力は戻らないから、永遠に復帰はできないということになる。やはり本人があえて足を止めていると言うほかない。

▼強化が最も大事

これは難しい話では一切なく、リハビリの段階が終わればあとは復帰へ向けて計画的・段階的に体力をつくっていけば良いだけのことである。

9ヶ月という期間は、それをするのに充分過ぎる時間である。もし体力の向上を図らずに弱い体のままコートへ飛び込んだとすれば、確実にもう一度大きなケガをするか、大きくなくとも卒業までずっと何処かしらを痛めて休みがちになるか、プレイヤーとしてまったく成長できず周囲から置いていかれるだろう。

それが目に見えているし、実際にそうなってしまった選手をじつは何人も見てきた。だからきつい言葉になっても躊躇せず、選手の休むための口実を止めさせなくてはいけないと思っている。

私は本人に、それはただの楽を選んでいる甘えであること、このままではいつまでも復帰は果たせないこと、そのような者がチームに悪影響を与える事など、本人にとって耳の痛い事をオブラートに包まずストレートに話した。

あなたはいつまでケガ人のポジションに立ち続けるつもりなのかと本音をぶつけると、A選手の目には少し涙が滲んでいた。

それでも言うほかは無かったのだ。

さてそれからどうなったか。

▼結果は

このA選手も、気がつけば皆と同じトレーニングをおこなっていた。ここは本人が自分から動いて一歩踏み込んだようだ。私はその前段の話をするところまでしかしていない。こうして言ってもおそらく何もしないだろうと、内心は思っていた。

最後は自分で弱い心を打ち砕いてやることに決めたのだと思う。

スクワットなどのバーベルの重量は今に適した負荷なので皆よりは軽いが、そういった調節はあっても、トライしてみてできる種目はすべて取り組んでいたので、結果的にほとんどのメニューはできてしまったことになる。

これでもうコートの外で別メニューをする理由は無くなった。一番大きなことは、ケガ人の衣を脱ぎ捨てられたことだろう。トレーニングをしたことそのものよりも、精神面の変化に価値がある。

▼コーチや親ができること

弱い心が、ごまかしや逃げやサボり手抜きを増長させる。自分でそれを断ち切る子どもも勿論いるが、現場を回っているとやはりどちらかと言えば楽をする方を選ぶ者が多いように見える。さらに言えば男性よりも女性のほうが、その傾向が強い。

あなたの関わる現場ではどうだろうか。今回のケガにまつわるエピソードは、私の身に偶然起きた特別の出来事なのか。もし同じようなご経験があるならば、わずかでもこの話がヒントや何かのきっかけとなれば嬉しい。

ケガをした後、いつまでもコートに戻ってこない選手がいたら、どうぞ心を鬼にしてその子のために厳しい声を掛けてあげてください。

選手たちも本当は頑張りたいはずだから。

あなたが病魔を追い払ってあげることが必要と判断したときは、迷わず行動するべきです。

(了)

 

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