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【小谷コーチの分析バスケ】アドバンススタッツを分析する

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こんにちは!小谷究です。

私は現在、流通経済大学スポーツコミュニケーション学科で助教を務めています。

また、同大学バスケットボール部を指導しています。

このメルマガでは、バスケットボールを分析する方法について一緒に勉強して行きましょう。

前回までボックススコアにみられる「PTS」、「FGM」、「FGA」、「FG%」、「3PM」、「3PA」、「3P%」、「FTM」、「FTA」、「FT%」、「OR」、「DR」、「TR」、「AS」、「ST」、「BS」、「TO」、「F」、「MIN」の項目について紹介してきました。

今回からは、これらの項目から算出されるアドバンススタッツについて分析していきましょう。

【「AS」と「TO」の関係】

アシスト数を意味する「AS」は多ければ多いほど良いポジティブな指標になります。

しかし、「AS」は多ければ多いほど悪いネガティブな指標である「TO」(ターンオーバー数)との関係が深いのです。

NBA2018-19シーズンの「AS」と「TO」を分析したところ両者の間に正の相関がみられました(相関係数:0.82)。

つまり、アシストパスはターンオーバーに繋がる可能性が高いことがうかがわれます。

NBA2018-19シーズンに1ゲーム平均10.7の「AS」を記録したラッセル・ウエストブルックの1ゲーム平均の「TO」は4.5とリーグ2位に位置しています。

「AS」について分析した回で説明したようにゴール近辺でのショットを得意とする「PTS」の多いプレーヤーはドライブでペイント内に侵入したり、ペイントエリア内でボールを受けたりします。

ペイントエリア内にボールが侵入すると成功率の高いゴール近辺でのショットを放たれてしまうので、他のオフェンスプレーヤーをマークしていたディフェンスプレーヤーが近づいてきます。

したがって、ゴール近辺でのショットを得意とする「PTS」の多いプレーヤーはノーマークになったプレーヤーにパスをして成功率の高いオープショットを放たせることができ、「AS」が多くなります。

ラッセル・ウエストブルックもドライブでペイント内に侵入して、アシストパスを繰り出すプレーヤーに分類されるでしょう。

しかし、ボールマンがペイントエリアに侵入すると他のオフェンスプレーヤーをマークしていたディフェンスプレーヤーが近づいてくるので、ノーマークになったプレーヤーにパスをする際にはディフェンスプレーヤーが密集したエリアからパスを出すことになります。

したがって、ディフェンスプレーヤーにパスをカットされたり、保持しているボールをとられたりとスティールされてしまう可能性が高くなります。

つまり、アシストのチャンスの裏にはターンオーバーのリスクが潜んでいるのです。

 

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